ふと鏡を見て、顔色がパッとせず疲れているような気がする、血色が悪く肌がくすんだような気がするということはありませんか? 気温の低い冬は血行不良や乾燥によって「疲れ顔」や「くすみ肌」になりやすく一気に老け肌に見られてしまうこともあります。今回はエステティシャンである筆者がくすみ肌対策ケアをご紹介します。
Contents 目次
■疲れ肌、くすみ肌の原因とは?
(1)乾燥や肌のターンオーバーの乱れ
冬の時期は外の気温が下がり乾燥しやすくなるだけではなく、室内でも暖房の影響によって乾燥しやすくなります。そうするとお肌の水分が奪われやすくなり、肌が乾燥しやすい、つっぱる感じがする、粉が吹くといった状態となることで肌のキメが乱れたり、肌のターンオーバーが乱れることで肌表面の角質が均一にならずくすんだように見えます。
(2)血行不良によるもの
外の気温が低下することで肌表面も冷たくなりやすいですよね。血液循環が乱れることで温度が低下しやすくなり、肌に栄養が行き渡りにくくなり、肌の血色が悪く見え、疲れた印象に見えます。
(3)夏のダメージやメラニンの蓄積によるもの
夏の紫外線ダメージを受けて作られるメラニンは、本来肌のターンオーバーが正常であれば垢となって代謝されますが、乾燥ダメージやスキンケア不足、加齢によってターンオーバーが乱れることでメラニンを肌内部に停滞させてしまうことでお肌がくすんだように見えます。
■くすみ肌対策ケア
お肌をくすませない、疲れた印象にしないためには乾燥から守り、ターンオーバーを整えておくことが最も大切なポイント。
(1)クレンジング・洗顔でメイク汚れや皮脂汚れを丁寧に洗い流すこと
クレンジング・洗顔で肌表面に付着した汚れを丁寧に洗い流しましょう。汚れが落ち切れていないと後から塗るスキンケアの浸透が悪いだけではなく、ターンオーバーの乱れや肌内部にメラニンを蓄積させる原因にもなります。
お肌を摩擦しないようにクレンジングの量はたっぷりと手に取り、洗顔はしっかり泡立てて泡を転がすように。
(2)化粧水の量こそ重要ポイント
手のひらに化粧水をとり、お顔全体になじませてから、コットンにたっぷり化粧水をとり、やさしくプッシングするように浸透させます。この時の化粧水の量が少ない方がとても多く、化粧水の量が少ないと乾燥やキメの乱れを招きやすくなります。
(3)保湿成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸が含まれたシートマスクを活用
乾燥によるくすみ、肌のトーンアップのためには角質層にたっぷり水分を届けることがポイントとなります。化粧水で角質層の入り口を整えてから、保湿力の高いコラーゲンやヒアルロン酸が含まれたシートマスクを肌に乗せましょう。
(4)ラップで覆って蒸しタオルorスチーマーで15分置く
化粧水+シートマスクは水分にあたります。シートマスクの上から鼻と口は開けてラップを覆い水分が蒸発しないようにしましょう。
水を絞ったタオルをレンジで温めた蒸しタオルやスチーマーを活用してマスクラップの上から顔を温めでパックを10分ほど置いてもいいですね。
(5)乳液やクリームをつけながらフェイスマッサージ
水分をたっぷりお肌に浸透させた後は水分を逃さないように油分である乳液とクリームを浸透させます。その時にフェイスマッサージを使って血行促進を促してお肌の状態を最上級に仕上げましょう。
手のひらをぴったりと密着させて、(1)あご~耳までのフェイスライン(2)口角~噛み合わせを通り耳まで(3)小鼻~ほおを通りこめかみまで
(4)眉毛を持ち上げながらおでこを通り生え際に向かって
(1)~(4)をゆっくり5回くり返しましょう。
くすみ肌によって疲れ顔や老けた印象にならないためには、くすみの原因となる乾燥や血行不良などから肌を守る必要があります。日々のスキンケアの量はもちろんのこと、スキンケアの仕方、部屋の湿度や入浴によって体を温めたりするなどあらゆる部分のケアを意識してみてはいかがですか?