女性は生理のサイクルによって変化するホルモンが肌や体調に影響しやすく、生理前になると現れる乾燥や肌荒れ、ニキビや吹き出物など肌の不調に悩まされる人は多いですよね。今回はエステティシャンの寒川あゆみさんに、生理サイクルに合ったスキンケア法を教えていただきました。
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生理を境にホルモンが変化することを知っていますか?
女性ホルモンは大きくわけて2つの種類があります。
排卵日~生理までの2週間に活発になり、生理が始まると減少していくホルモンを「プロゲステロン」と言います。
肌荒れやニキビ、吹き出物が出やすい、体調が重くだるいといったことが現れやすいのがこの時期です。
生理直後~排卵日までの2週間に活発になるホルモンを「エストロゲン」と言います。
生理前の不調も落ち着き、肌も体調もよくなり、ダイエットを始めるにもよいと言われているのがこの時期ですね。
生理サイクルに合ったスキンケア法
まずは自身の生理周期をアプリやカレンダーにメモを取り把握しておくことが大切です。
生理初日から12~14日あたりが排卵日となり、排卵日~14日後あたりに生理がくると理想的ですね。(ホルモンバランスやストレス、生活習慣によって個人差があります)
排卵日後~生理前の期間は保湿重視のリラックス重視
排卵日後から次の生理に向けては「プロゲステロン」の分泌が盛んになり、体や肌は不安定になりがち。むくみやすい、ニキビや吹き出物が出やすいといったトラブルがおきやすいので、規則正しい生活を送り、ゆっくりお風呂に浸かって、保湿重視のスキンケアをおこなうことがポイント。香りをプラスしてリラックスした入浴はおすすめです。
洗顔後、化粧水をたっぷりと肌に浸透させてシートマスクなどでうるおいをチャージをしたり、体をやさしくマッサージするなど、癒されるな~と感じるお手入れをしましょう。
生理中はマッサージによるデトックス期間
生理中は「プロゲステロン」も「エストロゲン」も減少し、生理前に出たトラブルが落ち着いていく傾向になります。しかし、冷えやむくみなど体の不調を感じやすい場合もあるのでしんどい場合はゆっくりと過ごします。ムリをしない程度にオイルを使ってフェイシャルマッサージやボディマッサージを取り入れて保湿をしながらむくみを流しましょう。
生理後~排卵日まで角質ケアやエステなどで美容重視
生理が終わると排卵日に向かって「エストロゲン」の分泌が高まると肌の調子や体調がよいと感じやすくなります。
そんなときはいつものスキンケアにプラスして洗顔後に角質ケアパックを取り入れたり、エステやホーム美顔器などで肌の深い部分をケアするとさらに美肌力が高まりやすくなります。
このようにホルモンバランスによって肌や体調も変化しているので、自分が今どの時期なのかを把握しながら、その時々によってスキンケアに変化をつけること。イライラしたり、不調なときはしっかりと保湿を徹底し、メンタルを癒す意識をしたり、肌の調子がよいときにスペシャルケアを取り入れると自然と肌も安定しやすくなることも…。ぜひ参考に!