空気の乾燥に不安定なお天気からの体調不良。美容に励みたくても、なかなか落ち着いて取り組めない環境になってくる季節。常に美しさをキープしている美容研究家は、こんなとき、どのような工夫をしているのでしょうか? 今回は、美肌のための部屋づくりと食事について伺いました。
Contents 目次
美肌と健康管理におすすめ「加湿器」をフル活用!
寝るときにこれをしているかしていないかで、翌日の「顔」が確実に変わるんですよ。
…と聞くと、「どんなスペシャルな美容液なの!?」なんて思う人のほうが多いかしら?
ところが、コスメではないのですよ。その答えは、どこの家庭にもありそうな「加湿器」なのでした! たかが加湿器、されど加湿器。加湿器のパワーはバカになりません。朝と晩にスキンケアしてしっかり保湿をしていても、空気が乾燥していればあっという間に肌がカサカサになってしまうのを、実感している人も多いでしょう。
わが家でスタンバイしている加湿器は、なんと6台。寝室にリビングにキッチンにトレーニングルームなど。暖房をつける部屋にはすべておいてあります。するとめちゃくちゃ寒い日でも、エアコンの設定は25度くらいで快適になります(湿度が高いほうが、暖房効率が高い)。空気が乾燥すると、粘膜のバリア機能も下がってウイルスに負けやすくなるので、健康管理のためにも加湿器は本当~におすすめしたいアイテムです。加湿器にもいろいろなタイプがありますが、私は「気化式」を使っていますよ。
さて、部屋の環境を整えつつ、食事で体の中からもケアするのが美希流美肌術。
この時期は、免疫力を高める「きのこ」をたっぷり食べたいですね。
私が気に入っているのは、きのこ料理をしたときに出る「しいたけの軸」を裂いて冷凍保存しておくこと。ペペロンチーノを作るときにそれを入れると…死ぬほどおいしいの! もっと簡単に、いろいろなきのこをどっさりソテーしてからバルサミコを振り、チーズをドバっとかけてオーブンやレンジで焼くのもおすすめよ。
免疫力を整えるには腸内環境を整えることも大切だから、「納豆」もおすすめな食材。私は納豆とタレをまぜたものに、片栗粉を大さじ1杯入れて焼く「納豆焼き」もよく作ります。
きのこや納豆をどっさり食べると、食物繊維もどっさりとれてお通じもスムーズになるし、どちらも低カロリー食材でダイエットにもぴったりです。
どんなスペシャルケアで美肌をキープしているのかしら? と期待された人は、こんな足もとに秘策があったなんて! と思われたのでは…。当たり前のことが、明日の美肌と健康を作るのですね!
取材・文/木下 頼子