まだ寒さが残る時期は空気が乾燥して肌だけでなく、髪のうるおいも奪われます。また、寒さによって肩がすくむと血行不良になり肩や首、頭皮までこり固まったような感覚になり、なんだか頭全体がスッキリしない…なんてことありませんか。今回はエステティシャンの寒川あゆみさんに自宅でできる、ヘアトリートメント&ヘッドマッサージ法を教えていただきます。
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自宅でスパ気分。ヘアトリートメント&ヘッドマッサージ法
帰宅すると髪がパサパサ、静電気で髪がふわっとなる、空気の乾燥によって髪のうるおいが奪われてツヤがない…などの悩みはありませんか?
血行不良やこりによって頭皮が硬くなると髪の毛に栄養が行き渡りにくくなります。ふだんお手入れを忘れがちですが、頭皮や髪もていねいにケアしておきたい場所。今日は、一日の終わりにお風呂の中でもできるヘアケア法をご紹介していきます。
(1)シャンプーはていねいに
シャンプー前にブラッシングで髪のからまりを解き、ぬるま湯で頭皮と髪をぬらしましょう。頭皮や髪に付着している汚れを落とすように頭の前から後ろにかけて、手を縦や横に動かしながら頭全体をていねいにシャンプーしましょう。洗い残しのないようにぬるま湯でていねいに洗い流しましょう。
(2)湯船につかりながら頭皮マッサージ
体が冷え切っていたり、首や肩がこっている場合は湯船につかって体を温めながら頭皮マッサージをすると気持ちいいですよ。
1.耳の周りをほぐす
人さし指~小指の4指を使って耳のつけ根から耳の周り全体をほぐしましょう。
2.耳の上、こめかみの延長線をほぐしましょう。
3.おでこの生え際から頭頂部に向かってほぐしましょう。
4.頭のつけ根にあるくぼみを外からうちに向かって押しましょう。
5.(1)の耳の周りから後頭部に向かってほぐしましょう。
6.(2)のこめかみの延長線上から真後ろに向かってほぐしましょう。
7.(3)頭頂部から少し下の後頭部をほぐしましょう。
【Point】
・頭皮を摩擦してこするのではなく、頭皮に少し圧をかけて頭皮を動かすようにほぐすこと。
・爪は立てず、指の腹を使いながら痛気持ちいいくらいの強さで全体的に約10分で行うのが目安。
(3)マッサージのあとにヘアトリートメントパック
ヘアトリートメントを毛先、髪全体になじませたあと、ラップでぐるっと髪の毛を頭頂部に集めるようにまとめましょう。
入浴している間に、約10分ヘアトリートメントをラップパックして髪の毛にうるおいをチャージしていきます。
フェイスタオルをお湯で絞り、首の後ろや目もとに置いてヘアトリートメントがなじむまでゆっくり温まるとまるでスパ気分のような感覚に。
10分経ったら、洗い残しのないようにヘアトリートメントをすすぎ洗い流し、タオルドライでよく水を切ってからドライヤーで乾かしましょう。
いつもならサッと洗って、湯船に浸かって終わりがちなお風呂の時間を使うことで体の芯や肩、首を温めながら頭皮をほぐし、ヘアトリートメントパックをするだけで、髪の毛のツヤが復活しますよ。