人によっては、毎日のようにはいているであろう“ブルーデニム”。ふだん着の定番アイテムであり、パンツをはかない人でも1本は持っているような、クローゼットの絶対的存在。しかし、40歳前後になりブルーデニムが似合わなくなったと思ったり、着ている姿に違和感を感じていませんか? これは大人の女性の多くが経験することで、特別おかしなことではありません。シルエットがいくら今っぽくても、いくら最新でも、ブルーデニム独特の質感や風合い、色合いは、そもそも人を選ぶものであることを、多くの女性は気づいていません。
人を選ぶ服に固執することをやめれば、服選びはぐっとラクになります。スタイルやセンス、年齢問わず、大人が着てしっくりくる服を選びましょう!
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■:デニムとトレード!大人の厳選パンツ<1>「白のリネンパンツ」
白いスカートや白いパンツは、「汚れが目立ちそう」という理由で避けてしまいがちではないでしょうか。
でもよく考えてみてください。子どもと泥遊びをしたりアウトドアに出かけるわけではないかぎり、ふだん生活をしているなかで、大人が服を汚すシーンはそうそうありませんよね?
つまり、ふだん着に白を着て汚れる確率は、想像よりずっと少ないわけです。
白い服は、上半身より下半身に着たほうが、グッと洗練して見えます。そのため、大人世代は白いボトムをどんどんはくことがベスト。
ストレートや、ややワイドシルエットのリネンパンツは、素材そのものにこなれ感があるので、着るだけでおしゃれに見せてくれるパンツ。リネンが入っていると、真っ白というより生成りのため、白に抵抗がある人でもとり入れやすいところもおすすめです。
■:デニムとトレード!大人の厳選パンツ<2>「黒or白のサロペット」
上下つなぎになっている、オールインワン。体型に合っている1枚を選ぶだけで、着るだけでおしゃれに見せてくれる、万能アイテムになります。
大人にふさわしいサロペットを選ぶためには、とくに色選びが重要。絶対に外したいのは、デニムと同じインディゴカラー。これもまた人を選ぶ服。大人が着るとたいていの場合、若作りもしくは野暮ったさが増幅されてしまいます。
そこで、大人が選ぶべきサロペットカラーは、黒もしくは白。肩のストラップが細身のものを選び、カジュアルダウンしたサロペットを選べば文句なしです。
■:デニムとトレード!大人の厳選パンツ<3>「カーキのクロップドパンツ」
大人が失敗しないパンツ選びの鉄則として、ひとつはくるぶしが見えるクロップド丈を選ぶこと。そしてウエストまわりはタック入りを選ぶことです
靴のまわりに、すそがもたつくパンツは、それだけで野暮ったく見えてしまいますし、ウエストまわりがボタンとジップという、デニムと同じような型は、お腹まわりのぜい肉を拾ってしまい、シルエットも崩れがち。大人世代にはいいことがありません。
色はカーキがベスト。とはいっても、カーキのボーイッシュさが苦手な人は多く、その場合、代わりに選びがちなのがキャメルなんですね。
でもキャメルって、上に着る服の色を失敗すると、一瞬にしてダサくなります。カーキはむしろ逆。何色をもってきても、おしゃれに見えやすいんです。
カーキは黒や白、ネイビーなどのベーシックカラーだけでなく、ミントカラーのようなパステルカラー、オレンジなどのビビットカラーすべてがオールマイティーに受け止めることができる、優秀カラー。食わず嫌いはもう止めて、ぜひ挑戦してみてください。
以上の3種が、大人に必要なエイジング服。これらのアイテムを持っていないという人は、これからの買いもの候補に入れておいてくださいね。
監修:高田空人衣