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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

肌のうるおいを引き出すためにこだわりたい化粧水の正しい選び方、つけ方のコツ

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頬に手をあてる女性の横顔の画像

肌についた汗の水滴さえも、ピンと弾けるようなハリのある肌になりたいと思いませんか。湿度の高い季節は汗や皮脂で常に肌が濡れているように思いがちですが、この時期の大人の肌は、じつはうるおい不足気味。でも、毎日のスキンケアの基本アイテムである化粧水をうまく使えば、肌のうるおい力はぐーんと高まります。今回は、化粧水の選び方、つけるタイミング、つけ方の3つのポイントをお伝えします。

監修 : 牧内 夕子 (コスメコンシェルジュ)

化粧品メーカーにて18年にわたりアンチエイジング化粧品や健康食品などの商品を開発。その経験をもとに、コンセプトプランニングやコンサルティング、美容と健康に関して執筆する傍らコスメコンシェルジュ(日本化粧品検定特級)としても活動。

Contents 目次

大切にしたい、化粧水の「肌なじみ」

手のひらに化粧水を出しているアップ画像

化粧水は保湿ケアの基本アイテムです。洗顔後の素肌になじませるものなので、化粧水の保湿力はとても重要なポイントですね!

化粧水はその名の通り、ほとんどが水分と水に溶ける成分でできています。洗顔後やお風呂上がりなど、乾きやすく水分保持力が無防備になっている肌には、すばやく保湿してあげたいところ。そのためには自分の肌に合った保湿力を持つ化粧水を、きちんと選んでおきたいですね。

ひと口に化粧水といっても、買いやすい価格のものからハイプレステージな価格のものまでいろいろあります。値段の張る化粧水は、希少な美容成分が配合されていたり、独自の処方が施されていたりすることが多くあります。いずれを選ぶにしても、化粧水選びで欠かせないチェックポイント、それが「化粧水の肌なじみ」です。これは私が化粧水の商品開発をしていたときにとても大事にしていたポイントでもあります。

ふだん、どんな化粧水を使っていらっしゃいますか? ここでカンタンな実験をしてみましょう!

なじみのいい化粧水の見分け方

お使いの化粧水を、1滴手の甲に落としてみてください。ぷっくりとした水滴がキープされていますか? それとも、すぐに水滴が平たくなって肌に広がっていきますか? どちらに近いか確認してみてくださいね。

手の甲に化粧水を落とした(水滴がぷっくりしている)画像
水滴がキープされる化粧水
手の甲に化粧水を落とした(水滴が平たい)画像
水滴が広がっていく化粧水

肌なじみがいい化粧水は、後者のようにすぐに水滴が平たくなって広がっていきます。化粧水がみずから肌になじむ力の高い化粧水は、肌の上で水滴の形を保っていられません。このような化粧水のほうが、肌への浸透性がよく保湿力も高い化粧水である場合が多いのです。

もちろん、水滴をキープするタイプの化粧水は、さっぱりタイプの化粧水やジェルに近い感触の化粧水であるなど、肌の上でのみずみずしさをあえて重視している場合もあります。必ずしも化粧水のよし悪しを決めるものではありませんが、肌のうるおいが足りないな、と感じる人は、このようなポイントで肌なじみのよい化粧水を選んでみてはいかがでしょうか。

化粧水をつけるタイミング

頬に手をあてるタオルを巻いた女性画像

洗顔後やお風呂上がりに、どのくらいのタイミングで化粧水をつけていますか? 肌がうるおったように感じて、うっかり時間を置いてしまった、なんてこともあるかもしれません。

じつは素肌でいる時間は、肌のうるおいがどんどん逃げていく状態。特にお風呂上がりは体が温まり毛穴が開いているので、肌本来の保湿成分まで蒸発しやすくなっています。また、濡れた肌が乾くときにも、本来残したい肌の水分まで一緒に蒸発してしまいます。つまり、洗顔後やお風呂上がりは、肌の乾燥が進む“魔の時間”と心得ておきましょう!

化粧水をつけるのは、洗顔後なるべく早く!が基本です。私の場合、顔のタオルドライをしたら体をふくより先に化粧水をつけるくらい、短時間にこだわっています。少なくとも5分以内には化粧水をつけてあげたいですね!

肌の若々しさを引き出す化粧水のなじませ方

木の板に並んだスプレーボトルとコットンと花の画像

化粧水をつけるときは手で?それともコットンで?と、迷っていませんか? 本来は、化粧水の説明書の通りに使うのがいちばん効果の出るつけ方なので、説明書に合わせるのがベスト。特に指定がない場合、それぞれのよさや注意点を踏まえて、好みのほうを選ぶとよいでしょう。

【コットンでつける場合】
〇コットンに化粧水を含ませたまま、くり返しパッティングできるので、肌にまんべんなくつけられる。
△コットンに含ませる化粧水の量が少ないとコットンが毛羽立ち、こすれて肌に刺激を与える場合も。
△敏感肌の人は避けたほうがよい。

【手でつける場合】
〇手の感触で肌の状態を確かめられるので、かさつくところには多めにつけるなど必要なうるおいを見極めることができる。
〇手のひらで温められることで化粧水の浸透がよくなる効果も。
△手で直接肌に触れるので、手の雑菌がつくことも。清潔な手でつけましょう。
△手のひらでパンパンとたたきこむのは、浸透を促すどころか肌に刺激を与えることになるのでNG。

肌の表面には、キメと呼ばれる細かい三角形や四角形の編み目があります。キメのふくらんだ部分を皮丘、凹みの溝を皮溝といいます。このきめの凹凸のすみずみにまで行き渡らせるようなイメージで化粧水をつけていきます。実際には目に見えませんが、そのくらい細かい部分にまでていねいに入れ込むようにしていくと、肌がもっちりと吸いつくような弾力感が出てくると思います。ここまで手ごたえを感じられれば、化粧水が肌になじんだサインです。

化粧水がいつまでも肌の上にズルズル残っている人は、量を何回かに分けてつけるようにしてみてください。1度にたくさんつけるのではなく、肌になじむ量をくり返してつけるほうがしっとり肌を実感できると思います。肌になじんだサインを感じられるまでやさしく入れ込んであげてくださいね。

そして、化粧水のあとには必ず乳液をつけましょう。乳液に含まれる油分がふたの働きをして、水分が蒸発しないように守ってくれます。うるおいに満たされ弾むような肌を感じてみてくださいね!

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