一歩外に出るだけで日差しが厳しい夏。そんなとき気になるのが日焼け。外出時に日焼け対策をしている人は多いと思いますが、日焼け止めを塗っていても日焼けしてしまうことはありますよね。そこで今回は、エステティシャンである筆者がお教えする日焼けあとのアフターケアについてご紹介します。
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日焼け後のアフターケアをエステティシャンが伝授
(1)クレンジング・洗顔
まずはメイク汚れや皮脂汚れ、外気汚れ、日焼け止めなどをクレンジング、洗顔でていねいに洗い流します。
クレンジング剤は500円玉よりももう少し多くとり、肌と手がふれないくらいの厚みを出してゆっくりと汚れを浮かせるように肌になじませます。洗顔料はきめ細かく泡を立てて、肌の上で泡を転がすようになじませて洗います。
クレンジングも洗顔も、洗い残しのないようにていねいにぬるま湯で洗い流します。
(2)氷水で冷やしたタオルで肌表面の熱をとる
事前にボウルと氷水を用意し、フェイスタオルを冷たく冷やして、水を絞っておきます。冷えたフェイスタオルを洗顔後の肌にゆっくりと乗せて肌表面の熱をとるようにします。これを2~3回ほどくり返しおこない、しっかり熱をさましておきます。
目に見えて赤く日焼けしていている場合はもちろん、赤く日焼けしていない肌でも、長時間外出して日光に当たった場合は、日焼けをしていると思ってケアしておきましょう。
(3)冷蔵庫で冷やした化粧水をなじませる
事前に冷蔵庫で化粧水を冷やしておきます。冷えた化粧水を手のひらにとり、ゆっくりと肌全体になじませます。コットンを2枚重ねにして、化粧水をたっぷりととり、やさしく肌になじませて浸透させます。何度か化粧水を足しながらいつもの倍くらいは化粧水をなじませておくと日焼けのダメージによる肌乾燥を予防することができます。
(4)冷蔵庫で冷やしたコラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体が含まれているシートマスクで保湿チャージ!
肌が乾燥している、肌のほてりがある場合はコラーゲンやヒアルロン酸、EGF(細胞増殖因子のひとつである上皮細胞増殖因子と呼ばれ、細胞の成長と増殖の調整に重要な成分)など保湿力の高いシートマスクを活用します。
シミやくすみが気になる、肌のほてりが落ち着いている場合は、ビタミンC誘導体やアルブチン、アスタキサンチンなどの美白力の高いシートマスクがおすすめです。
シートマスクに含まれる美容成分をしっかりと補っておくことで日焼けのダメージによるシワ、たるみ、シミを予防します。
冷たいシートマスクを約5分顔にのせたあとは、もう一度氷水タオルを用意し、シートマスクの上からタオルをのせて約5分肌を冷やします。
(5)乳液・クリームで肌水分が逃げないようにフタをする
肌表面の熱をしっかりとり、乾燥しないようにしっかりと保湿をしたら、その水分を逃さないように乳液とクリームを重ねて油分を補います。乳液を手のひらでやさしく広げ、クリームをやさしく手のひらでタッピングするように浸透させます。
今日はいつもより日光に当たる時間が長かったかな? 日焼けしたかも…と思っているときこそアフターケアは必須です。日焼けは放っておけばおくほど肌のダメージはもちろん、肌トラブルの原因になるので、しっかり予防とケアをしてみてはいかがですか?