「前に比べて顔が大きくなった気がする」「フェイスラインのたるみが気になる」「横顔が老けて見える…」など、あご周りがもたついて二重あごになるとフェイスラインがなくなり太って見えたり、老けて見えることも…。そこで今回はエステティシャンである筆者が二重あごを予防するフェイスマッサージ法をご紹介します。
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二重あごの原因「老け顔」になる習慣5つ
二重あごの人は、首にかけて脂肪がもたついていたり、あごを引いたときにドレープのようになっています。また、あごが二重になることで顔の輪郭も大きく見えてしまいます。
では、なんで二重あごができてしまのでしょうか。要因となる習慣を5つご紹介します。
(要因1)慢性的なむくみ
食べ過ぎや飲み過ぎた翌日、顔がパンパンにむくんだ経験はありませんか?
塩分や糖分のとり過ぎによってリンパの流れが滞り、いらなくなった老廃物がうまく体外に排出できずむくみが起きます。
ある程度であれば一時的で解消されますが、食べ過ぎや飲み過ぎを毎日のようにくり返すことで慢性的なむくみとなってしまいます。
塩分や糖分のとり過ぎ、食べ過ぎや飲み過ぎには気をつけて、こまめに水を飲みむくみを排出するようにしましょう。
(要因2)肥満による脂肪
慢性的なむくみを放置したり、皮下脂肪に老廃物やセルライトがからみ合って脂肪が肥大化することも二重あごの原因になります。自身の体調管理はもちろん、規則正しい生活を送り、脂肪をため込まない体を目指しましょう。
(要因3)筋力低下によるたるみ
日ごろから、表情筋を動かしていますか? 体型の変化はないのに年齢とともに二重あごが目立ってきた場合は、筋肉の低下によるたるみが考えられます。ほおやフェイスラインの筋肉が衰えることで、ほおやフェイスラインの皮膚が重力によってたるみ二重あごになります。
口角をキュッと引き上げてほおの筋肉を動かしたり、大きく口を開けて表情筋を動かしましょう。
(要因4)姿勢が悪い
ふだんの姿勢はいかがでしょうか? 猫背になっていたり、お腹を突き出したようにだらんと座っていませんか? 首や背中がしんどくなり、あごを突き出した姿勢になると脂肪がたまりやすく、皮膚もたるみ二重あごになりやすくなります。
背すじをまっすぐ伸ばし、肩を開いて、少しあごを引いた姿勢を意識しましょう。スマートフォンやPCを見るときは顔をうつむかせると首の負担や姿勢が悪くなりやすいので、目の高さに合わせるようにしましょう。
(要因5)歯のかみ合わせや骨格
歯のかみ合わせが悪い、骨格のゆがみがある場合は食いしばりや歯ぎしりなどの原因にもなり、ほおやエラの筋肉がこわばり、あごや舌の筋肉が低下するため二重あごになりやすくなります。
かみ合わせや骨格のゆがみは自力で直すのは難しいので医師に相談し、治療してもらいましょう。
二重あごを予防するフェイスマッサージ法
マッサージオイルもしくはクリームを肌に塗布し、すべらせながらマッサージを行います。
(1)指の関節を使いながら、鎖骨の上下を内側から肩に向かってゆっくりと約1分間すべらすように流します。
(2)耳のつけ根を上から下に向かってイタ気持ちいくらいの強さで約30秒流します。
(3)両手のひらを首の側面に密着させて、耳の後ろ側から鎖骨に向かって約1分流します。
(4)親指をあご裏のくぼみに当て、フェイスラインに沿いながら耳たぶの後ろのくぼみまでゆっくりと1分間流します。
(5)指の関節を使いながら、少し顔をあげてあごからフェイスラインに沿いながら耳たぶの後ろのくぼみまで1分間流します。
(6)あごを戻し(5)の手のまま、あごから口角を通り、かみ合わせ部分の筋肉を約1分間ほぐすように流します。
(7)最後に手のひらであご~耳、首、鎖骨に向かって包み込むようにくり返し5回流します。
二重あごを予防するためには老廃物をため込まないこと、リンパの流れをよくしておくこと、こわばった筋肉をほぐしながらフェイスラインを整えるとすっきりとシャープなフェイスラインになりますよ。
特にスマートフォンやパソコンをさわる時間が多い人は、合間に表情筋を動かすようにし、口角をキュッとあげるように意識してみてくださいね。