ストレス、脂肪、仕事、洗濯物…ため込みたくないのに、ついついたまってしまうものは? と聞かれたら、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。“ためこみ”の中身は、一時的に滞ってしまっているものから、不要なもの、目に見えるものから、目には見えないものまで、じつにさまざま。「なんだか顔がむくんでいる」と感じたら、それは、自分でも気がつかないうちに“あれこれためこんでいる”サインかもしれません。
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きっと、あなたも? 約9割の女性が「肌内毒」ためこみの可能性
株式会社イプサが、20〜40代の日本人女性1,000名を対象に『スキンケアと顔デトックスに関する意識調査』を行ったところ、日常生活の中でたまりやすいものとしては、「ストレス(77.8%)」が最も多く、次いで「脂肪(54.2%)」、「部屋のゴミ(45.5%)」という結果に。また、肌の内側に毒素をためこむ要因となる生活習慣については、「運動不足」、「ファストフードやスナック菓子をよく食べる」、「デスクワークで同じ姿勢が長時間続く」など、ひとつでも当てはまると「肌内毒」をためこんでいる可能性があるという質問に、ひとつ以上当てはまった女性が約9割にものぼり、大多数の女性が「肌内毒ため込み中」ともいえる、衝撃の実態が明らかになりました。
実感しているのにケアできていない! むくみの実態
また、今回の調査の中で、“むくみ”を感じる体の部位について聞いた質問では、全体の約8割が体のどこかにむくみを感じており、そのうち4割以上の女性が、「顔のむくみ」を感じていると回答。しかしその一方で、「顔のむくみケアをしている」と回答した人は、わずか 1割程度にとどまり、顔のむくみを感じているにもかかわらず、放置しているケースが多いこともわかりました。
顔のむくみは一時的なもの? 放置すると、さらなるトラブルの原因に
多くの女性が実感している顔の“むくみ”について「一時的なものか慢性的なものか」を尋ねたところ、約6割の女性が「むくみは一時的なもの」と回答しました。さらに、起床時以外(日中)には、同じく約6割の女性が顔のむくみを感じていないということもわかり、起床時に顔のむくみを感じても、「時間が解決してくれる」と思い込み、放置している実態、また、ふだんの自分の顔はむくんでいないと感じている、むくみの自覚症状がない女性が多数存在することも判明しました。
しかしながら、そこには危険な落とし穴が。イプサ研究員である加治屋健太朗さんによると、むくみが発生するということは、知らないうちに肌にとって不要なものが蓄積している可能性があり、肌にとって不要な水分とタンパク質がたまると、むくみだけでなく、肌あれを引き起こす可能性もあるのだといいます。こういった事態を引き起こす原因のひとつは、リンパ管の機能低下。むくみや肌あれのない肌を手に入れるためには、リンパ管を強化するためのケアが必要なのです。
リンパ管を強化! 「顔専用デトックス」が、小顔への近道!
今回の調査では、多くの女性が日々の暮らしの中でさまざまなものをためこみがちであり、「肌内毒」をためこむリスクのある生活習慣をもっていること、起床時を中心に顔のむくみを実感していながらも、時間とともに自然に戻ると思いこみ、さらなる肌トラブルを引き起こす危険にさらされている実態が明らかになりました。
鏡や写真に映った自分の顔を見たときなど、「もっと小顔になりたい」と感じることは多々あると思います。これまで、むくみ対策としては、余分な水分の排出を促すカリウムを多く含む食品をとる、マッサージやトリートメントなどの手法が主に知られてきましたが、これからは「顔専用デトックス」が、小顔への近道として注目を集めそう。リンパ管を強化し、むくみの原因にダイレクトに働きかけるケアアイテムが登場しているほか、ふだんの生活では、紫外線の予防や適度な運動、塩分を控えることで、リンパ管を強化することができます。
慢性的に顔のむくみが気になる方はもちろん、あまり自覚がない人もじつはむくんでいて、本当はもっと小顔かもしれません。ふだんのお手入れにリンパ管のケアをプラスしたり、ためこみがちな生活習慣を見直したりすることで、すっきり小顔を手に入れたいですね。
(文/野田美香)