季節が巡るたびに、いろいろなトレンドが生まれては消えてゆくのがファッション。
今は新鮮に映るそのファッションも、数年後にその姿を見たとき、ものすごくダサく見えるのはトレンドの衰退のせいと言えるでしょう。でもそれが、ものすごく太って見えるファッションなら、当時の自分はなんだか損をしている気分になりませんか? 旬のコーディネートだからといって、決して自分をすてきに見せてくれるアイテムばかりではありません。トレンドがめぐるたびに、自分がプラスに輝くものを取捨選択しない限りは、トレンドに振り回されっぱなしに…。もうそろそろ、振り回されるおしゃれをやめませんか? 今回は、スタイリストの筆者がトレンドに左右されない不変のやせ見えコーデをご紹介します。
Contents 目次
不変のやせ見え法則を知っていますか?
トレンドがどんなに変わっても、変わらないものがあります。
それは、やせて見える着こなしの法則です。
この法則にのっとって、自分に合うトレンドアイテムをきちんと取捨選択できれば、スタイルをよく見せつつ旬の着こなしができるため、誰でもトレンドを使いこなした自分によく似合うコーディネートが作れます。
これはきっと、女性の誰もが常日頃目指しているものでしょう。
やせ見えラインを死守する
やせて見える着こなしの法則のひとつは、コーディネートを全体で見たときのラインにあり。
上半身がタイトなら、下半身はボリューミーに、上半身がボリューミーなら、下半身はタイトにと、“体の上下でラインにメリハリをつけること”です。
このメリハリを甘く見てはいけません。タイトに仕上げた部分との対比が、ほっそり強調して見せてくれるんですよ。
ここに、色の濃淡でメリハリをきかせたりすると、さらにやせ見え効果はアップします。
出すとこ出せば、やせ見えは簡単
まさに今、ビッグシルエットやオーバーファッションが大流行。メリハリとは真逆のファッションが旬ですよね。
しかしながら、こういったファッションでも、やせ見えの法則を使えばスタイルアップは可能。先ほどのメリハリ技に加えて、“華奢パーツを出すこと”を死守しましょう。
華奢パーツとは、手首、足首、首の3首。ジャケットやニットはたくし上げて手首を見せ、足首はブーティーやパンプス、スニーカーで隠さないよう、首が見える服を選ぶとよいですよ。
視線を上にあげたら、やせ見え効果抜群
いざ全身で鏡を見るとき、多くの人は首から上はチェックせず、体そのものだけの完成図を見て「よし!」と思いがち。ですが、じつはこれが盲点。
頭と顔が大きく見える着こなしをしていることが多く、これがバランスを悪くさせ、当然太って見えてしまう原因にもなります。
やせ見え法則その3として、“小物を使って視線を上げる”をぜひやってみてください。
ヘアスタイルのアレンジでもいいですし、ブローの仕方を変えるだけでもいいです。帽子をかぶったり、ピアスや巻きものなどのアイテムを使ってもいいので、とにかく視線を上にあげ、頭と顔を小さく見せる着こなしをするだけで縦のラインを強調。見栄えがまったく別物になります。
以上のやせ見え法則は、誰でも効果が得られる法則です。ぜひコーディネートをする際に、思い出してみてくださいね。