顔のゆがみやむくみが気になる、顔が大きく見える…。そんな悩みを脱し、憧れの小顔になるべく、せっせとマッサージに励んでいる女性は多いかも。でも、ちょっと待って! バランスのよい理想的な小顔を目指すには顔のケアだけでなく、全身からアプローチすることが大切なのだそう。整体×骨盤サロン「カ・ラ・ダファクトリー」の人気整体師・大貫隆博さんに、小顔を目指すためのポイントとセルフケアを教えていただきました!
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「全身には約600個の筋肉があり、それらを薄い膜である筋膜がつないでいます。筋肉を駅にたとえると、筋膜は線路のようなもので、頭部、首、背中、腰、太ももの裏、ふくらはぎ、足の指先へと続きます。ですから、どこかの筋肉や骨格のバランスが崩れていると、体全体に影響が出て、顔のゆがみやむくみにつながるともいわれています」と大貫さん。
パソコンやスマホを使う時間が多い現代人は、首が前に突き出た「スマホ首」や猫背、さらには骨盤のゆがみなど、姿勢が崩れている人が少なくないそう。ほかにも次のような生活習慣やクセは大敵です。左右アンバランスな顔になり、むくみや〝デカ顔〟の原因になるといいます。
・パソコンなどのデスクワークで同じ姿勢が続く
・荷物をいつも同じ側の手で持つ、または肩にかけている
・片側の歯ばかり使ってものを噛む「噛みグセ」がある
・足を組むクセがある
・高いヒールの靴をはくことが多い
・スマホを同じ手で持つことが多い など
「効率よく理想の小顔を目指すには、顔だけをケアするのではなく、全身のバランスからアプローチすることが大切です。まずは姿勢の崩れやゆがみにつながるクセがないかをチェックして、当てはまるものがあったら見直し、体がゆがまないような生活を心がけましょう」
セルフケアは「足指」と「額」がポイント
さらにセルフケアも大切です。体のてっぺんと末端の部位をほぐすことで、全身がゆるみ、筋肉が整いやすくなるといいます。
大貫さんがオススメするセルフケアはふたつ。
まずは足の指を曲げたり伸ばしたりして、ストレッチすること。
「女性はヒールの靴をはくことでつま先や足裏が縮んだ状態になりがちです。夜寝る前に足指をストレッチして足裏までしっかりほぐすと、脚から上半身にかけてゆるみやすくなります」
もうひとつセットで行うとよいのが、額のマッサージ。
眉頭に両手の人さし指と中指を置き、そのまま頭頂部まで指をすべらせます。次に眉の中央、眉尻からも同様に指を動かしていきます。
「軽く押すような感じで指を額につけたままスライドさせていくことで筋肉がキュッと上がり、リフトアップできるほか、目の疲れケアにも役立ちます。メイクを落とすときや朝の洗顔時の習慣にするとよいでしょう」
こうして、体がゆがまないようケアしていくことで、小顔効果がアップするのはもちろん、じつはほかにもうれしい効果が期待できるそう。
「体のゆがみがなくなると呼吸がラクになって、睡眠の質の向上が期待できるんです。ぜひ、ゆがみをとり除くセルフケアを続けていきましょう」
取材・文/FYTTE編集部