寒くなってくると、使用頻度が増えるのがマフラーやストールといった巻きもの。巻きもののなかでも、防寒という実用性だけではなく、ファッション性と、顔や体のコンプレックスを解消する体型カバーの役割を兼ね備えているのは、スカーフとストールなんです。
とくに昨今は、スカーフとストールを使ったコーディネートが旬。とり入れるだけで今っぽくなれるのだから、使わないと損! 小顔だけじゃなく、やせ見えだって可能です。今回は、そんな巻きものの使い方をスタイリストの筆者がご紹介します。
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旬スタイル! “首にタイト巻き”には適したスカーフを
首に巻きものをピタッと巻きつけた旬のスタイルは、巻きもの選びを間違うと古っぽくも見えるし、首がつまって見えて顔を大きく見せてしまいます。
ですから、まずは選ぶ巻きものを間違わないことが重要です。
首にタイトに巻くスタイルをするときは、もともとが細長いスカーフを使いましょう。
首もとにボリュームが出過ぎず首全体を隠すことがないので、首がつまって見えることもなく、顔を大きく見せることもありません。
細長いスカーフは、面積がせまく、柄が凝っていても主張は控えめですので、コーディネートにとり入れる際の実用性も◎です。
90cmの定番サイズスカーフは、これが新しい
いろいろなサイズのスカーフがありますが、90cmの正方形は、最も定番のサイズ。それゆえ、巻き方を1歩間違えるとバブルの頃の人のような懐かしい感じになりがちです。
このスカーフを活用して、今っぽく見せるためには、ふんわりとしたニットのように異素材と組み合わせること。
さらに、カジュアルなパンツと合わせるなど、エレガントなイメージと対比するアイテムと組み合わせることです。
たったこれだけで、今っぽいスカーフの着こなしができます。
おすすめの使い方は、細めにたくし折ったスカーフを、首にさらりとかけたスタイル。ジャケットやコートから少し見えるくらいがコツです。
柄が全面に出過ぎず縦ラインを強調することで、スタイルアップが叶います。
大判ストールは長方形よりも正方形
大判ストールは、じつは厚手の長方形よりも、薄手の正方形のほうがスタイルアップが簡単です。
理由は、厚みがあるとボリュームアップして見えてしまうのと、長方形のほうが長さがあるため、どんな巻き方をしてもボリュームが出やすくなるためです。
反対に、薄手でも大判であれば貧相になる心配もなく、ほどよくボリュームが出ます。さらに正方形なら、ボリュームの出やすい巻き方をしても大げさにならずにちょうどよく収まります。
巻き方はというと、正方形のスカーフの対角を内側に折り、そのままたくし折って細くしたら、首がつまらない程度に一重巻くだけ。
小顔効果を得られつつ、顔を華やかに見せられます。
今回ご紹介した内容は、柄物ではなく無地でも同様の効果が得られますよ。ぜひ巻きもの使いの参考にしてくださいね。