年齢とともに目もとの乾燥や、シワ、ハリが無いことなどが気になり始めてきたなあ…と感じたときにスキンケアで思いつくのがアイクリームではないでしょうか。今回はエステティシャンである筆者がアイクリームにまつわる疑問についてお答えしたいと思います。
Contents 目次
アイクリームって必要? 選び方や使い方を教えて!
目もとのケアでとり入れたいのがアイケア。だけどアイクリームって塗ったほうがよいの? 必要なの? 種類もたくさんあるから選び方ってある? 使い方は? など疑問が多いように思います。
目もとのお悩みと言っても人それぞれ悩みが違います。その悩みによっても原因やアプローチが違うので、まずは自分の悩みの原因を知ることが大切なポイント。それを知ったうえで効果的なアイクリームを選んでみましょう。
(1)目もとの乾燥を感じる、小ジワが目立つ、目もとのハリがなくなってきた…
目もとはほかの場所に比べて皮膚が薄く、目を動かしたり、まばたきによって乾燥しやすい場所です。
日ごろから目もとがカサカサしやすい、乾燥しやすい、気づいたら小ジワが目立つようになってきた場合は乾燥が要因です。そんなときは次のケアがおすすめです。
1.化粧水の量を増やす
乾燥しやすいということは皮膚の水分と油分が低下していることが原因です。日ごろから化粧水をたっぷりなじませて、コットンに化粧水を含ませ、2分ほどコットンパックをしてみましょう。
2.高保湿タイプ美容液をなじませる
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、プリテオグリカンなどの高保湿タイプの美容液をなじませると肌の水分量が高まることで肌がふっくらしてシワが浅くなることもありますよ。
3.乳液、フェイスクリームで仕上げる
化粧水と美容液で水分量を高めたら乳液、フェイスクリームで水分を逃さないように補うだけで十分です。
シワが浅い状態であれば、水分量を高めることで改善されやすくなり、目もとのハリが復活することもあるので、特別にアイクリームを使う必要はありません。
それでもシワが目立つ、ハリが欲しいという場合は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、プリテオグリカン(美容業界で注目を浴びた高保湿成分)と合わせて、ビタミンC誘導体、ビタミンE、レチノール(ビタミンA/シワやほうれい線などハリと弾力にアプローチする成分)、ナイアシン(水溶性ビタミンのビタミン複合体のひとつ/血行を促進しくすみを改善する作用や細胞活性化などの役割がある)が含まれているアイクリームが保湿力とシワに対する働きがあるのでアイクリームを選ぶときのポイントにしましょう。
(2)目もとのもたつきが気になる、ハリがなくなってきた…
年齢とともに目もとの筋力が低下することでもたつきが目立ったり、目尻が下がってきたような目もとのハリのなさを感じます。そんなときは次のケアがおすすめです。
1.化粧水の量を増やす
(1)と同様のケアがおすすめです。
目もとの皮膚はほかの場所に比べて薄く乾燥しやすいため、日ごろから化粧水をたっぷりなじませて、コットンに化粧水を含ませて、2分ほどコットンパックをしましょう。
2.アイクリームをなじませながらやさしくマッサージ
目もとのもたつきは真皮内にあるコラーゲンの低下、血行不良、表情筋の低下が主な原因で、皮膚の内側にある脂肪が前に出てくることで目の下がぷくっと浮き出たもたつきが目立ちます。
肌表面の乾燥やコラーゲンを守るためには保湿効果の高いヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、プリテオグリカンなどと一緒に抗酸化作用のあるビタミンC誘導体やアスタキサンチン、コエンザイムQ10などが一緒に配合されているアイクリームがおすすめです。
アイクリームをなじませながら、血行促進するようにやさしくマッサージをすると目もとがすっきりしてハリが復活しやすくなります。
3.乳液、フェイスクリームで仕上げる
乳液、フェイスクリームで顔全体を仕上げましょう。
目もとの悩みが多いからアイクリームを塗ったほうがいいのかな? と感じたときは、自分の悩みが乾燥、小ジワ、ハリや弾力の無さなのかを明確にして、それぞれの原因を知ったうえで、悩みに効果的な成分が含まれているものを選んで日々のケアにとり入れてみてください。