空気が乾燥するようになり、唇のかさつきが気になりませんか? いつだって血色のいいツヤツヤの唇で過ごしたいものですが、唇は意外と荒れやすく、すぐに皮むけしてしまうというお悩みも多いのでは?と思います。リップカラーが映えるしっとりとした唇に保つケア方法をお試しくださいね。
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唇が荒れやすい理由とは?
秋冬になるとまっ先に唇が乾燥してガサガサになってしまう、という人は多いと思います。唇は肌のほかの部分とは構造が異なり、粘膜と皮膚の境目がはっきりしないデリケートな部分。表面の角層がとても薄く、皮脂を分泌する皮脂腺がありません。唇の表面に自ら皮脂膜を張ることができないので、うるおいが蒸発しやすいのです。
常に外気にさらされ紫外線や空気の乾燥、飲食などの刺激によっても荒れやすい唇は、日ごろから手厚いケアをしてあげたいですね!
無意識にやりがちな唇にとってのNG行動
ふだん何気なくやってしまいがちなことが、じつは唇にダメージを与える原因になっていることも。以下のようなNG行動をしていないか、チェックしてみてください。
1.なめる
唇が乾燥しているな、と感じたときに、ついなめてしまうことはありませんか?一瞬はうるおったような気がしても、濡れた唇から水分が蒸発するときに、本来唇にあるはずのうるおいまで一緒に乾いてしまいます。「なめる」という行動がよけいに唇を乾燥させることにつながるのですね。唇のかさつきが気になるときは、なめずにこまめにリップクリームをぬるようにしましょう。
2.こする、はがす
唇が皮むけしているときに、気になってこすったり引っぱってはがしたりしていませんか? もともと角層が薄くてうるおいを守る力が弱い唇なのに、表面の皮をムリやりはがしてしまうとよけいに乾燥ダメージを受けやすくなってしまいます。場合によっては痛みが出たり出血したりしてしまう可能性もあり心配ですね。
唇の皮膚が生まれ変わるターンオーバーのサイクルは肌のほかの部分よりもかなり早く、皮むけしてしまっても1週間ほどで角層が新しく生まれ変わります。その間は少し辛抱してムリに皮をむいてしまったりせず、しっかりと保湿して唇のうるおいを守ってあげましょう。
3.メイクが落とし切れていない
リップの成分がクレンジングで落とし切れていないと、唇にダメージを与えることも。特に落ちにくい口紅などは色素成分が唇に残りやすく要注意です。基本はクレンジングでしっかりとリップを落とすこと。落ちにくい場合は、ポイントメイクリムーバーをコットンに浸してやさしくいたわるようにして拭き取りましょう。もちろんゴシゴシこするのは禁物です。
荒れた唇にはリップパックがおすすめ
ガサガサに荒れた唇を早く治したいときは、リップクリームよりも密閉力が高いワセリンやリップバームを使ったリップパックをとり入れてみましょう。
【リップパックのやり方】
(1)ラップを唇に合わせたサイズに切り、まん中に切り込みをいれます。こうしておくと上下の唇の内側までしっかりと密着させることができますし、パック中も口呼吸ができて安心です。
(2)ワセリンやリップバームを唇にたっぷりとぬります。
(3)唇の上にラップを密着させ、5~10分ほどパックします。パック後に唇に残ったワセリンやリップバームは指先でやさしくなじませます。
こまめにとり入れることで、ふっくらとした唇になれるはずです。
リップクリームは横塗りより縦塗りで
ふだんリップクリームは唇のどの方向に塗りますか? 横に動かして塗る人が多いかもしれませんね。特に唇の荒れが気にならない場合はそれでもいいと思いますが、乾燥がひどくなりガサガサとしているときには縦塗りにしてみてください。
唇をよく見ると縦にシワが入っています。リップクリームを縦方向に円を描くように動かせば、この細かいシワの間にもよくなじむように塗ることができます。リップメイクの前にもぜひとり入れてみてくださいね!
これからますます空気の乾燥が厳しくなります。早めにリップケアをとり入れて、ツヤツヤの唇をキープしましょう。