先日、ポーチの中身の断捨離について、ヘアメイクアーティストchihoさんに教えていただきましたが、今回は自宅でお使いのコスメの捨てどきとベストな収納法について教えていただきました。
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コスメの消費期限をチェック!
コスメを捨てるにあたり、コスメの消費期限を目安にすると、どんなに気に入っているアイテムや高価なものでも捨てる決断がしやすくなります。
化粧水や乳液、美容液といったスキンケアコスメや、化粧下地、日焼け止めは6か月。クリームファンデーションや、クリームシャドウ、クリームチークなど、クリーム系のメイクコスメは、6か月~1年。パウダーファンデーションやパウダーアイカラー、パウダーチークなど、パウダー系のメイクコスメは1年。マスカラや、リキッドアイライナーなど、液体系のメイクコスメは、3か月。口紅やグロスは、6か月~1年。
いずれも開封済みのものは、この期限を目安にしてください。
ちなみに未開封のコスメは、どんなアイテムでも3年を消費期限の目安にしてくださいね。
以上の期限を踏まえて、コスメを買うときに次のシーズンに入る前に使い切ることを考えることで、いつでも旬な顔をキープできますし、古くなった化粧品による肌トラブルを防ぐことができます。そして、すっきりとした収納スペースの状態をキープしやすくなります(chihoさん)
毎日使うコスメ“だけ”メイクボックスに入れる
空のトレーをひとつ用意しましょう。
試しに朝メイクで使ったアイテムだけをトレーに入れてみてください。すると、意外と毎日使っているものが、少ないことに気づくはず。このトレーに入っているものだけで3日過ごせれば、そのコスメだけを残してそれ以外のコスメは捨ててしまうか、整とん用の引き出しに入れてしまいましょう。
いちばんよくないのは、なんとなく目に届くところへ置いておくこと。捨てるか、片づけるかのどちらかにしましょう(chihoさん)
使える整理整とんの技を、いざ実践!
まずはコスメの種類別、色別に分けてください。
持っているアイテムをひと目でわかるようにすることで、ムダな買いものを防ぐことにもなります。ケースからコスメがあふれ、ケースが閉まらなくなったら捨てどきです。また、ひとつ買ったらひとつ捨てることを絶えず習慣にしましょう。
以下に該当するものは「捨てる」と決めておくのも効果的です。
・3か月の間、1度も使ってないもの
・マスカラやリップ、アイライナーの手持ちが3本以上
・いつ買ったか思い出せないもの
・少なくなって使いにくいチークやシャドウ、割れたファンデーション
・洗ってもきれいにならないブラシやパフ、スポンジ
買いだめはしない
コスメは、「今使いたいもの」「ほしいもの」「必要なもの」だけ買うようにしてください。
「安かったから」「お得だから」「いつか使うから」では、整とんのジャマになります。買いだめは古い化粧品を使う機会を増やすことになり、肌トラブルを招きます。それだけでなく、時代遅れのメイクをし続けることにもなります。メイクは、旬の顔になれる手段ですので、買いだめはせず、その都度コスメを買って使ったほうが、よほど“今っぽい顔”になれてお得です(chihoさん)
サンプルは“すぐ”使う
コスメの断捨離を行っていくと、もらったサンプルが見つかることもあるでしょう。このサンプルはもらったらすぐ使うようにしてください。
サンプルは、新しいものを試すチャンスであり、今のトレンドをつかめる手段。サンプルで旬の顔を体験することは、次に買うコスメの参考になります。
また、サンプルを使うことで自分の好き嫌いや向き不向き、肌に合う合わないが身をもって体験できます。
年齢を重ねたぶんだけ肌も変わります。昔の知識のままスキンケアやメイクをしていたら、ずっと古い顔のまま。使わないサンプルは捨ててしまいましょう。
ちなみにサンプルは個包装のため、消費期限も現品よりずっと短いです(chihoさん)
服よりも場所をとらないから、とコスメの整理を怠っていた人は要注意! ぜひ今すぐやってみて!
取材・文/高田空人衣