30代でも40代でも年齢によらず出てくる顔や肌の老け感…。ボディライン・アーティストのMicaco(ミカコ)さんも40代に突入してから、大きく顔の変化を実感したそう。そこで自らの“老け顔”を解消するために考案したのが「1分間毒出し顔トレ」です。今回は、Micacoさんの著書『脱オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)から老け顔をつくる5つの要因を見ていきましょう。
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考案した顔トレでみるみる若返り
「インスパイリング・エクササイズ」で骨盤ダイエットの火つけ役となったMicacoさん。「1分間毒出し顔トレ」は自身の顔の変化がきっかけで生まれました。
「NHKの『きれいの魔法』という番組に毎年出演させていただいていたなかで、ある年、自分の顔の変化に愕然としたんです。顔が長くなりたるんで垂れ、おまけに目が小さくなっている!! 年齢を重ねるにつれ、ボディへのアプローチだけではなく、顔も体と同じように、リメイクしなければいけないことに気がついたのです」と振り返ります。
その後、インスパイリング・エクササイズを顔に応用した独自のメソッドを考案し、自らすっぴんでいられる若々しい顔に変化していきました。
老けて見える顔のSOS
シワやシミは女性の大きな悩みですが、老け顔になってしまう要因はシワやシミがあるかどうかだけではありません。“老け顔”と一概にいっても、そのサインはいろいろとあります。
「下記のような老け顔のサインを知っておくことが、老け顔を退治する第一歩です」とMicacoさんは話します。
このような顔のサイン、出ていませんか。
・顔が長くなり大きくなった
・目が小さくなった
・肌の表面に凹凸ができた
・あごのラインを見失う
・鼻の下が長くなる
・頬が下がる
・シワやほうれい線ができる
・口角が下がる
・ゴルゴライン(目頭から頬に伸びる線)やマリオネットライン(口角からあごに伸びる線)ができる
・ファンデーションがシワに入り込む
・顔色が悪い
老け顔のサインは年齢にかかわらず出てきます。なぜなのでしょうか。
老け顔の要因TOP5
老け顔になる理由はいろいろありますが、「なかでも、顔の“骨のまわりにたまった毒素”、“筋肉の衰え”が大きな要因になります」とMicacoさん。
それ以外のものも合わせて、老け顔をつくる要因を見ていきましょう。
1.ファンデーションを使い続けると、毛穴が広がる
加齢とともに毛穴の広がりを気にする女性は多いもの。
「毛穴に埋め込んだファンデーションにより、余計に毛穴が広がり皮膚をたるませ、顔のたるみになってしまいます」
マイナス15歳顔なら、日焼け止めにポイントメイクだけで十分!
2.骨のまわりに付着した、毒素の滞り
Micacoさんの顔トレでアプローチするのが、顔にたまった不要なものです。
「顔は体と違って運動量が少なく、刺激を与えづらい場所なので、毒素がたまって滞りがち。むくみ、たるみ、下垂、表面の凹凸、顔色の悪さなどに現れ、顔の印象を大きく変えてしまいます」
3.顔の筋肉の衰え
全体に衰え感が出るのは筋肉の減少かもしれません。
「体と同じで筋肉の減少はたるみや下垂の原因に。引き締まったフェイスラインを失い、口角や頬が下がり、目が小さくなって…ブルドッグ顔に」
体と合わせて、顔の筋トレも大事ですね。
4.女性ホルモンの減少による、顔の骨の萎縮
老化によって顔のつくりもしだいに変わっていきますが、それには骨密度が関係しています。
「更年期を境に骨密度が低下。顔の骨も萎縮し、たるみの原因に。目がくぼみ、頬やひたいが立体感を失い、パーツにも影響していきます」
5.肌を構成する表皮、真皮の衰え
肌のターンオーバーが遅くなると、表皮がごわついたり、くすみの原因にも。
「肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーのサイクルが、加齢とともに遅くなり、通常28日周期のところ、40代では40日周期に。表皮がごわつきくすんだ顔色に。真皮の主成分コラーゲン、エラスチン、 ヒアルロン酸は25〜30歳をピークに減少し、弾力、ハリ、みずみずしさ、透明感を失います。紫外線による光老化も大きな原因です」
これらの老け顔をつくる要因は、放っておけば蓄積する一方です。
「老け顔を防ぐためにはまずたまった毒素をとり除き、そして顔の筋肉を鍛えることから。老け顔を解消することは、何歳からでも可能です」とMicacoさん。
次回以降、Micacoさん考案の顔トレをご紹介していきます。
文/庄司真紀
参考書籍
Micaco著『脱オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)