ボディライン・アーティストのMicacoさんをマイナス15歳顔に導いた「1分間毒出し顔トレ」。老け顔をつくり出す「骨のまわりにたまった毒素」をかき出すメソッドです。今回は、現代顔ともいえる、あごのラインがぼやけたスマホ顔を回避する顔トレに絞ってご紹介。Micacoさんの著書『脱オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)からお伝えします。
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見た目の変化は止められる!
前回、顔を劣化させる大きな要因に「骨のまわりにたまった毒素」があるとお伝えしました。
「じつは骨にアプローチするのが、老け顔のサインである、顔の凹凸やむくみ、たるみ、顔色の悪さなどを解消する近道なのです」とMicacoさん。
顔の表面をこするのではなく、強めの圧で骨のまわりを刺激します。
「顔は運動量も刺激も少ないので骨のまわりに毒素がたまりがちなうえに、さわらず長年放置するから蓄積して劣化が進行します。そのため、たまった毒素をかき出して流し退治する習慣で、引き締まったムダのない顔と輝く肌を手に入れることができます。さらに、骨を強く刺激することでコラーゲンを生成し、骨密度を高められます」
Micacoさんをマイナス15歳顔に導いた「1分間毒出し顔トレ」は朝晩の洗顔時に1分間プラスするだけ。必要なものは自分の指と、馬油と水のみ。Micacoさんが推奨する馬油は、人間の肌にかなり成分が近いといわれていて、水スプレーを吹きかけると指のすべりがスムーズに。マッサージの肌負担を軽減し、馬油の効果で肌もきれいになります。
最初は痛い⁉︎「1分間毒出し顔トレ」
毎月レッスンを開催している「1分間毒出し顔トレ」。
「痛いほど毒素がたまっている」証拠なので、最初は痛くても毒素をかき出すつもりでトライしてみましょう。
「1分間毒出し顔トレ」のうち、顔の印象を大きく変える鼻とフェイスラインを際立たせる3つの顔トレをご紹介します。あごのラインや顔の下半分をスッキリさせて、スマホ顔を回避させましょう。
1.鼻わき〜鼻すじの通った小鼻をつくる〜
(書籍P 25)
中指の第1関節を両鼻わきにあて、 外側から内側に向かって、鼻を高くするように、骨をゴリゴリ押します。鼻の上から行い、徐々に下のほうへ位置を変えながら5回くり返す。これを2セット。
続けるうちに、だんご鼻とサヨナラできます。
力を入れるポイントは内側に向かって。指は左右にジグザグに動かします。
「骨のまわりに付着した、たまった毒素をかき出すことで、 鼻すじが通ってスッキリします」
2.フェイスライン〜ブヨブヨあごを引き締めて脱オバサン顔〜
(書籍P 31)
人さし指と中指の間に、あごの骨をガッチリ挟んでスタート。
(1)あごの中央から左右スタート。
(2)口の横は、人によってはかなり痛い。
(3)ガマンして耳下まで。
指を折り曲げ人さし指と中指であごの骨を挟んでとらえ、あごから耳下までを3等分し、 1か所につき内から外へ3回を3セット。骨をゴリゴリ押し、毒素を撃退! キュッとしたフェイスラインに。「輪郭がくっきりすると若々しくなります。首との境目がぼやけ、輪郭がたるむと老け顔になります」
3.ほお骨の下〜間のびしがちな顔を短く〜
(書籍P 33)
ほお骨の下にグーにした手をグッと入れ、人さし指、中指、薬指の第2関節で毒素をかき出すように、小刻みに内側から外側へスライドさせます。
(1)内側から中央に向けて3回。
(2)中央部分を3回。
(3)中央から外側に向けて3回。
内側、 中央、外側と分け、各3回ずつ。ほお骨をとらえ手をすべらすのがポイント。顔の下半分を引き締め卵顔に。「出っ張ったほお骨の下にはくぼみがあり、毒素がたまりやすく、顔の下半分が垂れるとブルドッグ顔になってしまいます」
最初は痛みを感じる人が多い顔トレ。「“あれ、今日は痛くない”と感じたら、毒素がかき出されたサイン。個人差はありますが、初日〜1週間で肌が明るくなり、リフトアップします」とMicacoさん。朝晩、続けていくうちに顔のスッキリ感を感じられるでしょう。
文/庄司真紀
参考書籍
Micaco著『脱オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)