「肌が乾燥している」「毛穴の開きやゴワつきを感じる」そんな肌の不調時に使いたくなるのが保湿パック。日々のスキンケアと一緒にとり入れるのがおすすめですが、肌の悩みや原因に合ったパックを選ぶとより効果的です。今回はエステティシャンである筆者が肌のお悩みに合わせたパックの選び方についてご紹介します。
Contents 目次
肌の状態に合わせた「パックの選び方」
「肌がカサカサしている」「さわるとゴワつきを感じる」「くすみが気になる」「毛穴の開きやキメの乱れが気になる」「日々スキンケアを行なっていてもあまり変わらない」と感じることはありませんか? そんなときは肌の悩みや原因に合わせたパックを選んでいきましょう。
(1)肌がカサカサする、乾燥が気になる場合
スキンケアを行なっているのに、「肌がカサカサする」「乾燥が気になる」場合は肌の水分と油分が低下しているサイン。その状態が続くと、スキンケアをしてもピリピリしたり、肌荒れや肌トラブルが起きやすくなるので、保水力を高めて早めの対策を!
「オールインワンゲル」と「シートマスク」でデイリーケアがおすすめ。
肌の乾燥を感じる場合は水分量も油分量も低下している状態です。
いつも以上に水分量を高めることが必要ですが、スキンケアをしても乾燥しやすい場合は、ジェル状になっているオールインワンゲルを塗ったあと、保湿タイプのシートマスクでパックし、角質層に十分に水分を与えることがポイントです。
洗顔後、コットンにたっぷり含ませた化粧水を肌になじませ、オールインワンゲルを肌に塗り、シートマスクで15分パックします。
角質層の水分量を増やすことで、肌の透明感が高まり、肌がふっくらし、乾燥がやわらぎますので、デイリーケアとして日ごろからとり入れるといいですよ。
(2)さわるとゴワつきを感じる、くすみが気になる場合
「ゴワつきやザラつき」「毛穴の黒ずみや肌のくすみ」が気になる場合はメイクや皮脂の汚れ、古い角質が肌表面にたまっているサイン。この状態が続くと、ターンオーバーの乱れや毛穴汚れがガンコになる、肌のキメが荒くなり、肌トラブルができやすくなる、メイクのノリが悪くなります。
「クレイパック」や「酵素パック」で週に一度角質リセットがおすすめ。
肌も日々代謝をくり返していますが、クレンジングや洗顔で落ちきれていない毛穴汚れや代謝がスムーズにいかなくたまった古い角質をクレイパックもしくは酵素パックでリセットさせます。
洗顔後、タオルで水分をふきとり、目もと以外の顔全体にクレイパックもしくは酵素パックを塗り、10分ほど置いてぬるま湯で洗い流します。
毛穴汚れや肌表面の凹凸が均一になることで肌のゴワつきやザラつきが軽減され、さらにスキンケアの浸透もよくなり、透明感のある肌を作ります。
(3)毛穴の開きが気になる、キメの乱れを整えたい場合
「ほお周辺や鼻周りの毛穴が気になる」「目立つ毛穴を引き締めたい」「キメ細かな肌になりたい」場合は、乾燥によって毛穴が開いているタイプ、皮脂の分泌が盛んで毛穴が開きやすいタイプ、皮膚のたるみによって毛穴が目立つタイプです。
乾燥や皮脂の分泌が盛んで毛穴が目立つタイプは「ビタミンC誘導体、アルブチンのシートマスク」でデイリーケアをするのがおすすめ。
洗顔後、コットンにたっぷり含ませた化粧水を肌になじませ、皮脂コントロールや毛穴の引き締め、美白効果のあるビタミンC誘導体やアルブチンが含まれているシートマスクを行うことで、毛穴がキュッと引き締まり、肌の透明感を高めます。
皮膚のたるみによって毛穴が目立つタイプは「炭酸パック」で週に一度のケアがおすすめ。
洗顔後、タオルで水分をふきとり、血行促進やターンオーバーを促進させると同時に肌のキメを整え、毛穴の引き締めに効果的な炭酸ジェルパックを15分行うと、肌の透明感が高まり、肌のキメが細かくなり、ほおや鼻周りの毛穴が引き締まります。
日々のケアにとり入れると、肌の質感が変化し、毛穴の引き締まり、キメの細かさもより実感できます。
このようにパックといっても「角質ケアするタイプ」「保湿やうるおい補給するタイプ」「代謝促進や引き締め効果のあるタイプ」などさまざまです。なりたい肌や状態を知り、それに合うパック選んで、毎日のスキンケアにとり入れてみてください。