無印良品から新登場した魚の缶詰。無印ならではのふつうの缶詰と違うのは、加工するときに切り捨てられてしまう部位を扱っているところ。また身とともに大きな骨がゴロゴロと入っているのですが、やわらかく煮てあるのですべて食べられるのが特徴です。今回は「まぐろの腹肉水煮」と「秋鮭の中骨水煮」を食べてみました!
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引き締まった身のヘルシー缶詰
「まぐろの腹肉水煮」は刺身用の切り身に加工するときに切り落とされてしまうところを水煮にしたもの。腹肉の部分がぶつ切りで入っていて、まるでぶりの缶詰のように大きなかたまりが入っています。身は淡いピンク色で、ギュッと締まっています。
ところどころに大きめの骨が入っていますが、骨もやわらかく煮てあるので、そのまま食べることができます。味わいはちょうどシーチキンのようですが、かたまりで入っているうえ、脂分も少ないので、さっぱりと食べられます。高たんぱく・低脂肪のお手本のようなヘルシー感です。
やわらかい中骨の水煮
「秋鮭の中骨水煮」のほうはスモークサーモンを作る工程で、三枚におろされた骨の部分を使っています。驚いたのは、秋鮭の身ではなくて中骨がメインというところ。中骨をパクパク食べようという缶詰なのです。
中骨と鮭の身は7:3くらいでしょうか。身が骨に残っているので、風味は鮭フレークのような感じで、おなじみの味わいでおいしいです。
小骨ではなく、太めの中骨を食べるという体験は、多くの人にとって新感覚なはず。やわらかく煮てあり、子どもでも食べられそうなほどです。骨は栄養が詰まっている部位なので、エイジング対策にもよさそうです。
“魚離れ”といわれる昨今ですが、たんぱく源としてはもちろん、DHAやEPAなど魚の栄養が手軽に摂取できるのが缶詰。おつまみや夜食にもよさそうで、ダイエットや健康管理に用いたいヘルシー度の高い魚缶です。
文・写真/庄司真紀
まぐろの腹肉水煮 190g 350円(税込)
秋鮭の中骨水煮 190g 290(税込)