備蓄食としても重宝する無印良品のフリーズドライ。今回は無印の人気シリーズ・食べるスープから「みぶ菜と鶏肉の卵スープ」を試してみました。あまり聞き慣れない「みぶ菜」は、京都の伝統野菜のひとつで、水菜の一種とのこと。塩漬けにしたみぶ菜とふんわりとした卵を合わせ、やさしい味わいのスープに仕上げています。
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京野菜の卵スープ
定番の卵スープもいつもの具材を少し変えてみるとまた違った味わいになり、一段とおいしく食べることができますね。
「食べるスープ みぶ菜と鶏肉の卵スープ」は、卵スープに伝統的な京野菜のみぶ菜を用いた一品。
みぶ菜は水菜の一種で、水菜と同様、シャキシャキとした歯応えが特徴です。加えて、独特の辛みや渋みがあり、漬け物や炒め物にすることが多い葉物野菜です。あまり見かけないみぶ菜ですが、この味わいがおいしいと最近はスーパーでも扱っているところが増えているようです。
そのみぶ菜の塩漬けと鶏肉を具材にしたふんわり卵のスープ。だしはチキンスープにかつおや昆布など和のだしも使われています。
とろりとしたスープに青菜のシャキシャキ感
お椀に熱湯160mlを注ぎ、1分ででき上がり。ばれいしょでん粉が入っていて、とろっとしたとろみのあるスープに仕上がっています。ふんわりした卵がたくさんあって、青々としたみぶ菜とともに鮮やかな色合いです。
たしかにみぶ菜は歯ざわりがよく、シャキッとしています。渋みや辛味はほとんどなく、菜葉の新鮮なおいしさがかむほどに口に広がります。塩漬けになっているので、その塩っけもまた味わいよく、まろやかなスープのうま味を引き立てています。鶏肉の細切れも即席スープとは思えない、ジューシーなおいしさ。さっぱりしていてスープと好相性です。
チキンスープをメインに使っていて洋風といえば洋風ですが、とろみがあり、みぶ菜やかつお、昆布のだしから和の要素も随所に感じられます。
全体的には疲れた体にしみわたるようなやさしい味わいのあるスープ。ご飯にもパンにも合い、夕食に食べても軽い感じがしません。
夏場は汗をかき、塩分が奪われがち。塩分補給をかねてこれからの季節にもぴったりのスープです。
食べるスープ みぶ菜と鶏肉の卵スープ 4食 税込390円
文・写真/庄司真紀