8月に入り、夏の暑さも本番となりました。外出による感染リスクを避け、今年の夏休みは自宅で過ごす予定の人も多いのではないでしょうか。外出自粛で増えるおうち時間で、手作りコーンブレッドを作ってみてはいかがですか。
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いつものパンを「コーンブレット」に変えて糖質オフ!
今日は自宅で簡単に作れて、発酵なしで混ぜるだけですぐに焼ける「コーンブレッド」の基本的な作り方をご紹介します。
日本ではまだ一般的ではありませんが、アメリカ南部発祥のコーンブレッドは、ネイティブアメリカンの伝統料理で、とうもろこしの粉を使って焼いたパンのことです。一般的には、朝食やバーベキューなどの際に食べられています。また、毎年11月の第4木曜日にあるサンクスギビングデー(感謝祭・Thanksgiving Day)の際には、七面鳥と一緒にコーンブレッドを食べます。
コーンブレッドですが、コーンミール100%で作ればもちろんグルテンフリーです。コーンミールとは、乾燥させたトウモロコシをひいて粉にした食品です。コロナ太りで糖質が気になる人は、米粉の代わりにおからパウダーを入れることで、豊富な食物繊維が糖質の吸収を抑えてくれるので、糖質オフにもなります。
おからパウダーは、豆乳や豆腐を作る際に残った大豆のしぼりかすであるおからを乾燥させたものです。最近では手軽にスーパーで購入できて、腸内環境改善や満腹感などもあるので、健康やダイエットに欠かせない日本のスーパーフードとして注目されています。おからに含まれる食物繊維や大豆オリゴ糖は、腸内環境を整えてくれる作用があるので、この時期は感染症予防のためにも、免疫力アップにつなげたいですね。おからパウダーはメーカーによっても食感もいろいろと異なるので、ご自身にあったお気に入りの商品を見つけてみてください。
【コーンブレッド】
<材料 カップケーキ型の場合 約10個分>
· コーンミール 120g
· 米粉(またはおからパウダー)120g
· 砂糖(お好みでてんさい糖やきび砂糖など)30g
· ベーキングパウダー 大さじ1
· 塩 少々
· 卵(室温に戻しておく) 2個
· 油(お好みでオリーブオイルなど)または、溶かしバター 100g
· バターミルク(牛乳または豆乳) 300ml
· プレーンヨーグルト 80 ml
※ バターミルクの作り方
<バターミルクの材料>
· 牛乳 100g
· ホワイトビネガー(またはレモンジュース) 大さじ2と1/2
<作り方>
1. 牛乳とホワイトビネガー(またはレモンジュース)をよく混ぜる
※コーンブレッドを作る5分〜10分前に混ぜるとよい
「バターミルク」は、日本ではあまりなじみのない食材ですが、アメリカでは、パンケーキ、マフィンやケーキなどによく使われていて、スイーツレシピにもよく登場します。簡単に手作りできるので、チャレンジしてみてください。なお、レシピにはプレーンヨーグルトを入れてありすでに酸味があるので、バターミルクでなく普通の牛乳でもよいです。
<作り方>
1. はじめに、オーブン(500W)を200℃に温めておく。使用する型にバターかオイルを塗っておく。※バット状の型、パウンド型、大きめのグラタン皿、カップケーキ型など)
2. ボウル(A)にコーンミール、おからパウダー、砂糖、ベーキングパウダー、塩を入れて泡立て器でよく混ぜる。
3. 別のボウル(B)に卵、油、バターミルク(今回は牛乳を使用)、プレーンヨーグルトを入れて混ぜておく。
4. (2)で混ぜたボウル(A)に、ボウル(B)を入れて混ぜる。ここではあまり混ぜすぎないようにして、まだ粉玉が残っている程度で止める。
※ 粉と液体を混ぜ合わせたら、すぐに焼く。(時間が経つとふくらみが悪くなります)
5. 型に流し込み、200℃に設定しておいたオーブンで25~30分焼く。お使いのオーブンによって焼き時間は調節してください。表面がキツネ色になり、竹くしを刺してみて、何もついてこなければでき上がり。熱いうちに型からはずす。
焼きたてにバターやお好みでメープルシロップをかけて、お召し上がりください。ベリー系のジャム、ブルーベリー、ラズベリーやマーマレードも合います。