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免疫力アップに効果的?! ブルーベリーを日々の生活にとり入れる利点とお料理に使えるブルーベリーレシピ #Omezaトーク
ブルーベリーといえば、目にいいのかな?と思いつつ、毎日とり入れるほど身近でもなく…。そんな認識でいたのですが、ブルーベリーってじつは免疫力を高めるのに効果的な果実で、しかもふだんの料理にも使えてしまうそう。世界第2位のブルーベリー生産量を誇るカナダにあり、ブルーベリー生産の最大手会社のひとつ“シルバーバレーファーム社”主催のセミナー「Blueberry Life Lab(ブルーベリーライフラボ)」に参加して、ブルーベリーの健康効果とおいしい食べ方を学んできました!
Contents 目次
免疫力を高める食生活に、ブルーベリーは最適な食材
ブルーベリーの栄養価とおいしい食べ方について教えてくれたのは、「Blueberry Life Lab」のレシピスペシャリストで管理栄養士の清水加奈子先生です。清水先生は、免疫力を高める食生活を送るにあたって、ブルーベリーはおすすめの食材だと言います。
「免疫力を高めるには、十分な睡眠、適度な運動、ストレスをためないこと、そして質のよい食生活を心がけることが大事です。食生活にかんしては、具体的に次の6つが挙げられます。
1、バランスのいい食事(一汁三菜)をとる…三菜とは「主菜+副菜2つ」のこと。主菜でたんぱく質、副菜2つでビタミン、ミネラル、食物繊維をとるとよい
2、おいしく食べる…ストレスをためないことにつながる
3、ポリフェノールをとる…抗酸化作用が期待できる
4、良質なたんぱく質をとる…たんぱく質は免疫細胞を作る
5、色の濃い野菜、くだものをとる…これらにはビタミンの中でも抗酸化作用の強い、ビタミンA、C、Eが含まれる
6、食物繊維、発酵食品をとる…免疫力と深い関係がある腸内環境を整えることができる
ブルーベリーには、ポリフェノール、アントシアニン、ビタミンE、食物繊維が含まれています。ポリフェノールとビタミンEは抗酸化力が強く、アントシアニンはファイトケミカルです。ファイトケミカルは、植物性の有効成分で、やはり抗酸化や抗炎症、デトックスなどの効能がわかっています。食物繊維は腸内の善玉菌の働きを助けます。
また、ブルーベリーは丸くてかわいくて、色がキレイですね。そのままの形で焼き菓子に乗っていても絵になるかわいさですし、スムージーやマカロン、大福などに攪拌して使えばキレイなパープルになります。皮ごと食べてもほどよい酸味があっておいしいので、おいしく楽しく食べられます。ストレスをためないことにつながる食材です。
冷凍ブルーベリーを使えば、1年中、栄養価の高い状態で食べられて便利です。先ほどふれたように、そのままで食べたり、ドリンクやお菓子で食べるのもよいですが、甘酸っぱいので、砂糖や酢の代わりに使ったり、メイン料理にとり入れたりするのもオススメです。ポークなどとの相性がよいですよ」(清水先生)
清水先生に、ブルーベリーを使ったレシピを教えていただきました。その中から、日常使いもできる、甘さひかえめレシピをご紹介します。
在宅ランチやふだん使いのおかずに♪「豚肉のしょうが焼きブルーベリー風味プレート」
【材料(2人分)】
豚ロース肉(薄切り・生姜焼用)……200g
[A]
・冷凍ブルーベリー……50g
・しょうゆ、酒……各大さじ2
・砂糖、みりん……各大さじ1
・おろししょうが……1片分
たまねぎ……1/4 個
キャベツ、ミニトマト……適量
ごはん……2杯分
油……大さじ1
パセリ……少々
【作り方】
(1)豚肉に[A]を5分ほどつける。たまねぎは1cm幅に切る。
(2)フライパンに油を熱し、豚肉、たまねぎを焼き、豚肉を両面焼く。
(3)漬けたタレを加え煮絡める。皿にごはんを盛り、しょうが焼き、千切りのキャベツ、ミニトマトを盛る。ご飯にパセリをかける。
お酒のおつまみにもぴったり「甘辛手羽唐揚げブルーベリー風味」
【材料(2~3人分)】
手羽先……8~10本(約500g)
塩、こしょう……少々
[A]
・冷凍ブルーベリー……50g
・しょうゆ……大さじ3
・みりん……大さじ2
・はちみつ………大さじ2
・おろしにんにく……小さじ1
・塩、こしょう……少々
片栗粉……大さじ4
油……適量
白ごま……適量
ベビーリーフ、レモン……適量
【作り方】
(1)手羽先はフォークで数か所穴をあけ、塩、こしょう、片栗粉を絡める。
(2)フライパンに多めの油を熱し、(1)の手羽先を入れ、全体にこんがりと揚げ焼きにする。
(3)別の鍋に[A]を入れ中火にかけ、半量になるまで5分位煮詰める。揚げたての手羽先を漬けこみ、白ごまをふる。ベビーリーフと共に皿に盛り、レモンを添える。
※漬け込み時間は5分程度。長く漬け込んでも、さらに味がしみておいしいです。
※手羽先が熱いうちに(3)のタレに漬け込むのがポイントです!
休日に贅沢気分で味わいたい「サーモンとアボカドのブルーベリー巻き寿司」
【材料(2~3人分)】
ご飯……350g
厚焼き卵……50g
アボカド……1/2 個
サーモン(刺身用)……50g
焼きのり……1枚
白ごま……大さじ1
ハーブ……適宜
冷凍ブルーベリー……30g
酢……大さじ1
はちみつ……大さじ1
塩……小さじ1
マヨネーズ……適量
飾り用冷凍ブルーベリー……少々
【作り方】
(1)アボカドはタテ4等分に切る。厚焼き卵、サーモンは棒状に切る。ボウルに酢、はちみつ、塩を入れよく混ぜる。フォークで冷凍ブルーベリーをつぶすように、しっかりと混ぜ、“ブルーベリー合わせ酢”を作る。
(2)かために炊いた温かいご飯に、(1)の“ブルーベリー合わせ酢”を混ぜ、切るように混ぜながら冷ます。
(3)ラップにのりを置き、ブルーベリーの酢飯を広げ、全体に白ごまをふる。ラップをかけ、巻きすをのせ、はさむようにしてひっくり返す。酢飯の上のラップを外し、アボカド、厚焼き卵、サーモンをのせ、手前からきゅっときつめに巻く。両端をキャンディーのようにしぼる。
(4)10分ほど置き、ラップのままカットする。皿に盛り、マヨネーズをかけ、冷凍ブルーベリー、ハーブを飾る。
※ブルーベリーは酸のものと合わせるとキレイに発色するので、キレイな酢飯ができます
※(4)でカットするときは、ぬらした包丁を使うとじょうずに切れます
ブルーベリーを使った甘くないおやつ「ブルーベリーチーズスナック」
【材料(8本分)】
冷凍ブルーベリー……80g
クリームチーズ……50g
粉チーズ……大さじ3
小麦粉……大さじ1
冷凍パイシート……2枚
卵黄……1個
黒ごま……少々
【作り方】
(1)クリームチーズは室温に戻し少し柔らかくしておく。冷凍ブルーベリー、小麦粉、粉チーズをざっくりと混ぜる。
(2)小麦粉少々(分量外)を振り、パイシート2枚を麺棒で延ばす。1枚を置き、(1)を全体に塗る。もう1枚のパイシートを重ねる。
(3)8本の棒状に切り、2~3回ねじり、オーブンシートを敷いたオーブンの天板にのせる。表面に卵黄を塗り、黒ごまをかける。200℃に温めたオーブンで15分焼く。
※パイシートを8本に切って天板に置いたら、手早くねじって焼き上げるのがコツ
いかがでしたか。
冷凍ブルーベリーを使って、こんなにいろいろできるんですね。私も豚肉の薄切りを使って、ブルーベリー風味のしょうが焼きを作ってみました。家族の晩ご飯にと、ご紹介したレシピの倍量で調理。肉を焼いたときのお約束で、フライパンに残ったタレはご飯にからめて、紫色のブルーベリーライスに(笑)。
なす紺色に仕上がった豚肉に子どもたちは一瞬「おおっ」と驚いたようでしたが、食べてみると「たまねぎとブルーベリーって合うんだね」「お肉とブルーベリーって合うんだね」と舌つづみをうっていました。私自身の感想としては、温かいブルーベリーの食感が新鮮でした。果肉感があって甘酸っぱさも感じられるので、「デザート食べたい欲」が満たされて、お得な気分。
ブルーベリーは冷凍のまま使えるのでラクだし、前の晩に、肉に下味をつけておけば、翌日のお弁当のおかずにもいいなと思います。これから寒くなっていくので、ホットに楽しむブルーベリーもおすすめです♪ 免疫力アップのためにも、ブルーベリー生活、いかがでしょうか。(編集 まりりん)
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。