元プロバレーボール選手で、現在はパーソナルトレーニングジムにて指導を行う、滝沢ななえさん。ハッとするほど美しく目を引かれるのが、よぶんな脂肪がなく、シュッと引き締まったスレンダーボディ。それは、男性的でもなく、女性的でもない、まさに性別を超えたジェンダーレスなボディです。女性も憧れる滝沢さんのボディ作りの秘訣とは? 気になる食事や生活習慣について伺いました。
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ふだんの生活のルーティンは、早起きと掃除!
ジェンダーレスなボディを持つ、滝沢さん。日々どんな暮らしを送っているのでしょうか?
「何の代り映えもない日々を送っていています(笑)。朝、起きるのは6時ですね。それはもうルーティンなんです。仕事で朝早かろうが遅かろうが、まず6時に起き、家の掃除から始めるっていうのは欠かさないですね」
6時に起きて、すぐ掃除。これは気持ちを整える意味もあるそうです。
「なぜ、朝掃除から始めるようになったかというと、私も、今一緒に暮らしているパートナーも運気とか結構、気にするほうでして(笑)。玄関をキレイにしておくと、風水的には、いい運気が入ってくると聞くので掃除をしますね。朝いちばんで掃除をするのは、単純に朝しか時間がとれないからなんですが、1日の気分は違いますよね」
メリハリのある食生活でスレンダーなボディをキープ!
ジェンダーレスなボディを作るのに不可欠なのが、運動に加えて毎日の食事です。
滝沢さんは、どんな食事を心がけているのでしょうか?
「仕事がある日は、結構質素な感じですね。朝食は、基本的に白米、汁物、納豆とキムチといった和食。1日の活動源なので、100gぐらいですが白米も食べますね。
昼はパートナーが作ってくれたお弁当です。だいたい、白米、たんぱく質となる肉や魚、緑の葉野菜っていう感じです。
夕食は、仕事の関係で食べる時間が遅くなりがち。なので、葉野菜に少し肉などを乗せたものと、みそ汁が多いです。基本的に夜は、炭水化物は食べないようにしています。
筋肉を作るたんぱく質は、朝は卵や納豆でとりますが、低脂肪のササミ、ビタミンが入っている豚、鉄分を含む牛、オメガオイルがとれる魚など、多くの食材からまんべんなくとるようにしています。
この仕事をしていると『プロテインは飲んでるんですか?』と聞かれることも多いのですが、私は自分の体重を考えたら3食たんぱく質を含む食材をとるだけで十分なのかなって思ってます。『お米は食べないんですか?』とも聞かれますが、白米もまったくゼロではなく、ふだんは少なめに、オフの日は普通に食べています」
仕事の日は質素な食事でも、オフの日は結構自由に食べているのだとか。
「私はコンテストに出るような、見せる体を目指しているわけではないので、基本的にオフの日は自由に食べてます。パートナーや友だちと出かけるときは、だいたい外食です。そうなると、どうしても摂取カロリーも、塩分や糖分もオーバーしがちですが、そこは気にせず何でも食べるようにはしています。ちょっと食べ過ぎたときは、いつもより多めに動いたり、前後の食事を減らしたりして調整しています」
自然体でいることが、ストレスをためないコツ!
規則正しい生活、メリハリの効いた健康的な食事を心がける滝沢さん。
オフの日も、自然でゆるやかです。
「丸1日オフという日はほとんどないんですけど、なるべくお休みを意識してとっています。オフの時間は、最近はちょっとウクレレをひいたりしていますが、もっぱらパートナーと愛犬のぼたんと過ごしていますね」
ストレスがたまって、甘いものや好きなものをドカ食いしたくなるときは、ないのでしょうか?
「私は、ストレスがかからないような思考を心がけていています。だから『しんどいな』、とか『何かイライラするなぁ』とか、そういう感覚ってほとんどなくて。これは性格だと思います。多分自分の都合のいいように考えてるだけだと思うんですけど(笑)。イヤなことがあっても『ハイ、終わり!』ってするようにしています(笑)。こんな性格だからこそ、プロのアスリートとして務まったんだと思います。ストレスは解消するよりも、ためないこと! そのために、自分の中で考え方や、ものごとの見方を工夫したり、環境を整えたりすることを心がけてはいますね」
滝沢さんのように、しなやかで自然体の考え方でいれば、ダイエットの敵であるストレスも乗り越えられそうですね。規則正しい生活やバランスを考えた食生活、生活環境の整理整頓なども、ジェンダーレスボディ作りのヒントになりそうです!
撮影/山上 忠 ヘア&メイク/秋山 瞳(ピースモンキー) 取材・文/平川 恵