まだまだ続くコロナによるおうち時間。外食の機会も減り、毎日の献立に頭を悩ませている人も多いのでは。そこで今回は、健康・美容をテーマとしたレシピを多く世の中に提案する 料理研究家の西岡麻央さんに、みんなが大好きなあの定番メニューをヘルシーかつ簡単に作るためのとっておきのレシピを教えてもらいます。こんなにおいしそうなのに、いつものナポリタンよりヘルシーなんて詐欺レベルです!!
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こんにちは、西岡麻央です。このコロナ禍で、すっかり自炊派になっている人も多いと思いますが、毎日3食の献立を考えるのは至難の業。先日発表された「新しい生活様式のおうちごはんトレンドに関する意識調査」(カゴメ調べ)では、 昼ご飯に作って家族から好評なメニューは“パスタ”が1位という結果が出ました。パスタはその手軽さ、アレンジのしやすさから、おうちごはんの強い味方ですよね。けれど、どうしても栄養が偏ってしまったり、糖質やカロリー過多になってしまいがちなのも事実。そこで、このコーナーでは いつもつくっている定番メニューにちょっとした工夫を加えるだけでヘルシーに、そしてグっと栄養価も増すとっておきのレシピをご紹介します。
免疫力UPやダイエットに!
えのきでカサ増しキムチ入りナポリタン
材料(2人分)
パスタ…100g
ベーコン…50g
玉ねぎ…40g
しめじ…40g
えのきたけ…1/2袋
ピーマン…1個
キムチ…50g
ケチャップ…大さじ3
(※「KAGOME 濃厚リコピントマトケチャップ」を使用)
オリーブオイル…大さじ1
タバスコ…適量
<作り方>
1. ベーコンは短冊切り、玉ねぎは皮をむいて薄切り、しめじとえのきは根もとを切ってバラバラにする。ピーマンは縦半分に切ったらタネをとって薄切りにする。
2. 鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら塩(分量外*)を加えて表記通りパスタをゆでる。
*塩の量は1リットルの水に対して10gを目安に。
3. フライパンにオリーブオイル、ベーコンを入れて芳ばしい香りが出るまで加熱し、玉ねぎ、しめじ、えのきを加えてしんなりするまで炒めたらキムチ、ケチャップを加えて全体になじませ、ピーマンを加えてさっと炒めたら火を止める。
4. ゆで上がったパスタはザルにあけて水気を切り、3の中に入れてパスタに具材がからむように和えたら皿に盛り、タバスコをかけて完成。
<レシピのポイント>食物繊維で腸内環境を整える
具材が多く、えのきがパスタのカサ増しになっているため、パスタの量は少なめですが充分満足できるボリュームになっています。また、発酵食品のキムチを入れることで腸内環境を整えることができます。免疫に関わる細胞の6〜7割は、腸内に存在しているといわれているので、感染症などから身を守るためにも腸内環境を整えることはとても大切なこと。食物繊維の多いえのきは腸を掃除してくれる食材ともいわれています。
毎日の食事の中で、ストレスフリーな対策ができるといいですよね。いろいろな角度から腸を整えるためのアプローチをしましょう!
<レシピのポイント>じつは相性のよい2つの食材
ケチャップとキムチはあまり一緒に使うことがないという人が多いかもしれませんが、じつはとても相性がいいんです。トマトとキムチ、違う種類の酸味が混ざり合うことによって複雑で奥深い味わいになります。これだけでもケチャップ料理のバリエーションが広がりますよね。どちらも手軽に買える食材なので、ぜひ試してみてください。
自宅で食事をする機会が増えると、料理もついマンネリがちに。いつも使う調味料や食材でも、組み合わせをひと工夫するだけで、料理がガラリと変わります。今回使った濃厚リコピントマトケチャップは、栄養価だけでなく味わいも濃厚。トマトの味がぎゅっと濃縮されて濃いからこそ、しっかりとパスタに味がからみなじんでくれます。
みなさんもぜひ、試してみてください!
引用:【新しい生活様式のおうちごはんトレンドに関する意識調査】(カゴメ調べ)
文/MFC