4月は新生活が始まるなど、誰しもが知らず知らずのうちにストレスを抱えやすい時期。料理研究家で国際中医薬膳師の資格を持つ、西岡麻央さんが教えてくれるヘルシーおつまみを作って、自律神経の乱れも整えてみませんか? 週末の晩酌はコレで決まり!
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新生活にふさわしいおつまみ「春キャベツとトマトのやみつき旨和え」
こんにちは、西岡麻央です。4月に入り、新生活をスタートさせたという人も多いのではないでしょうか? 住む場所の変化や、学校や仕事のスタートなど、さまざまな“新しいこと”がある4月。そしてその環境の変化は、知らず知らずのうちに心や体にストレスを与えてしまっていることも。ストレスがたまると自律神経が乱れがちになり、肌が荒れやすくなったり、めまいが多くなるなどさまざまな不調を引き起こすと言われています。
そこで今回は、新生活スタートにふさわしい1品をご紹介します。
自律神経の乱れを整えたい人にオススメの野菜のおつまみです。旬の食材である春キャベツをたっぷり使い、電子レンジ調理でパパッと作れるので、忙しい人にもおすすめですよ。
【材料(2人分)】
春キャベツ…200g
しめじ…1/2パック
ミニトマト…6個
ごま油…大さじ1
<A>
ツナ缶(食塩、オイル無添加)…1個
ごま油…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1
塩…小さじ1/4
にんにく…1/2かけ
<1>春キャベツは手で食べやすい大きさにちぎる。しめじは根もとを切ってバラバラにする。ミニトマトはヘタをとったら竹串や楊枝などで軽く突いておく。
<2>耐熱容器に<1>を入れてごま油を回しかけたら、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する。
<3>ツナ缶は汁けを切り、にんにくはすりおろしたら<A>をすべて大きめのボールに入れて混ぜ合わせる。
<4><3>のボールに加熱した野菜を加えてしっかりと混ぜ合わせたら器に盛る。
完成!
【レシピのポイント】
ミニトマトは電子レンジ加熱による爆発を防ぐために、ヘタがついていた部分を軽く突いて小さな穴を開けておきます。
自律神経を整えるために積極的にとりたい栄養素はビタミン群!
自律神経を整えるために、意外にもビタミンB群が有効なことはご存じでしたか? ビタミンB群には神経の働きを正常に保つ作用があり、不足すると自律神経のバランスが崩れやすくなるので注意が必要。今回のレシピでは、ビタミンB6を多く含むツナを使用しています。
またストレスと深い関わりがあるビタミンCも大切な栄養素。ビタミンCはストレスが多ければ多いほど大量に消費されます。これは、抗ストレスホルモン(アドレナリン)を作り出すためにビタミンCが必要な栄養素だからです。
ストレスは日々生活する上でなかなか避けられないもの。だからこそ、ストレスがかかってしまった体をどのように労わるかを考え、必要な栄養素はしっかりとりたいですね。
またビタミンCは水溶性の栄養素のため、長時間ゆでるような調理法は栄養素が水に溶け出してしまうことからあまりおすすめできません。電子レンジ加熱や生のままいただくような方法で極力栄養を逃さない方法をとり入れてみてください。
旬の食材は栄養価が高く、春キャベツはとくにやわらかいので電子レンジで短時間でもしっかりと加熱できます。
日々の緊張をお酒でゆるりとほぐしながら、からだ想いのおつまみで癒しのひとときを過ごしてください。
文/MFC