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知らずに食べたら魚介系の味わい…?! ついにお試しした「コオロギチップス」をレポート! #Omezaトーク
世界がいずれ直面するといわれる食糧危機。その対策として昆虫食は注目を集めています。その理由は、昆虫食は家畜を育てるのに比べて環境への負担が少なく、栄養価(とくにたんぱく質)が高いため。…という知識はあっても、どこか遠い世界の話のような気がして、お取り寄せしてまでは食べたことのなかった私。ところが最近、よく行くドラッグストアに「コオロギチップス」(味源)が売っていたので、思い切って買ってみました。
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食用コオロギの存在を知ったのは、たしか3年前のクリスマス直前。わが家では私が毎年サンタクロースになりかわって手紙を書くのですが、何かサンタさんだけが知っている情報を仕入れたいとフィンランドについて調べたときのことです。
フィンランドにはコオロギのパンがあるらしい。
それを知って、「なぬ、コオロギのパンとな………」と驚く思いと、「たしかに日本でもイナゴを食べる文化があるしなー」と、妙に納得する思いが交錯したことを覚えています。
もともと食用の昆虫は、来たる人口増に伴う食糧難を救う食材として注目を浴びているよう。
そんなわけで一度は試してみたかった食用コオロギ。近所の何の変哲もない(ごめんなさい)ドラッグストアに「コオロギスナック」が売られているのを見て、昆虫食の入り口としてはいいだろうと購入してみました。
色は茶褐色に近い灰色。コオロギと思えばコオロギ、サバと思えばサバ、ごぼうと思えばごぼう(笑)。いくらたんぱく質の量が肉類に匹敵するとはいえ、もし口に合わなければ、私は環境に負荷をかけない、別の食生活を考えるぞ…と緊張しながらひと口。
これはですね、掛け値なしにおいしかったです。薄焼きで固焼きなチップスの食感で、味は「満月」と呼ばれるえびせんべいに風味が似ていると感じました。黒っぽい色から「えび」ではないな、と思ってしまうのですが、「いかすみ」と言えば、信じてしまいそう。香ばしくて、ちょっと魚介っぽいんです。塩分が1袋で1g以下というのも魅力。
小学生、中学生の子どもに、素材を知らせず食べさせてみました。
「なにこれ、おいしい。うーん、魚介系?」
「いや、色が黒っぽいからごぼうとか?」
比較的なんでも「おいしい」と言う傾向の強い中学生の子どもも、「おいしいから食べてごらん」と言っても自分の正直な感想を貫き通す小学生の子どもも、口をそろえて“おいしい”と言い、コオロギという正解は出てきませんでした。
とはいっても、一般的なチップス類よりも高額ですし、ジャンクフード好きな私は、ジャンクフードを食べないで済むような食生活を最終的に目指しているので「コオロギチップス」を積極的に買おう!という気持ちでいるわけではありません(非常時の常備食としてはいいかも…とは思っています)。
ただ、こんなにふつうにおいしいと思えるコオロギチップスに出会ったことで、食用コオロギに対する偏見はなくなりました。今にたんぱく質が豊富にとれるコオロギブレッドや、料理にちょい足しできる粉末コオロギなども、スーパーで日常的に目にする日が来るかもしれません。そのときに「試してみようかな」と気軽に手にとれる気持ちになれたのは、大きなマインドチェンジだったな、と感じています。(編集まりりん)
Omeza トークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。