火を一切使わないお料理として話題のローフード。でも実際のところどんなメニューがあって、どんなお味? ハワイの人気ローフード教室にお邪魔してレポートします。
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ローフードとは?
ローフードは、生の(Raw)食べものの(Food)のことをいいます。
食べ物に火を加えず、生で食べることで、食品に含まれる酵素や栄養を効果的にとることができ、健康や美容、ダイエットなどに効果があると言われ、ローの食べ物を食べる食事法をローダイエットとも呼びます。デミ・ムーア、マドンナなどがローフードを取り入れ、アメリカのセレブの間で流行になり、全世界に広がっています。
この、ローフードの教室がハワイにあります。開催しているのはリコさんこと、平山律子さん。たとえば、写真のお料理、火を一切加えていません。ズッキーニをそのまま、鉛筆削りのようなスライサーでスパゲティ状に切り出した、ズッキーニパスタ。
このズッキーニに、これも全く火を使わずに調味したソースをかけ、コクのある味に仕上げたローの「じゃじゃ麺」。ズッキーニはかぼちゃの仲間なので、腹持ちもよく、満腹感があります。肉類は使わず野菜や果物、ナッツ類が中心なので、低カロリー。スムージーやローフードなどを毎日の生活に取り入れることで、体調がよくなった、肌の透明感が増した、便秘が解消したなどの感想が聞かれるそうです。確かにこれだけ酵素や食物繊維をたっぷりとれば、健康にいい影響があるのもうなづけます。
実際に食べてみると…
体にいい食べ物と聞くと、「味はどうなの?」と言いたくなることも。味気なかったり、満腹感がなかったり。けれどもリコさんのローフードはとても美味しくて、続けやすいものになっています。スウィーツもデーツやカシューナッツなどを使うなど、火をかけていない野菜やナッツ、果物でできています。
すべての食事をローにしなくても、一部に取り入れてみるだけでもOK。朝のスムージーや美味しいドレッシングを用意してのサラダなど、初めの一歩を踏み出してみると、多くの人がローフードを生活に取り入れることになるといいます。日本人には生野菜や漬物、浅漬けなどの食習慣があるので、なじみやすいかもしれませんね。
ローフードは地球環境にも優しい食事の仕方です。たとえば、電気やガス。ローフードは加熱をしないので、エネルギー消費が少なくてすみます。同時に二酸化炭素の排出量が抑えられることに。また、肉類の脂がないので、食器を洗うときに洗剤や水の消費も抑えられます。
リコ先生のお教室場はワイキキ中心から徒歩で20分位の高台カパフルにあります。
ハワイ在住の方はもちろん、ツーリストの方の参加も多い人気のスクールです。「ローフードお料理教室」約3時間(受講料50ドル)など、さまざまなクラス、プライベートクラスなどが開催されています。
リコさんのローフード教室などの情報はこちら。
お申し込み、お問い合わせはrawfoodhawaii@live.jpへ。
写真・取材・文/袰岩なな、ホリ・コミュニケーション