健康志向や環境への配慮から急速に拡大しているプラントベースドフード。代替肉に次いで今、注目を浴びているのは植物性チーズ代替品です。家庭用の植物性チーズ市場における過去 3 年の平均成長率は米国で15%、日本で9%と大きく伸長傾向に。米国で植物性チーズブランドといえば、ギリシャ生まれの「Violife(ビオライフ)」が圧倒的な人気。日本でも9月からJ-オイルミルズで販売がスタートとなりましたので、さっそく試してみました!
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世界のパイオニアブランド「Violife」
植物性チーズ代替品はこれまで味や食感で消費者を満足させるものはあまりありませんでしたが、「とにかくおいしい!」と世界中で高評価を受けているのが、「Violife(ビオライフ)」です。
乳やナッツを使用せず、ココナッツオイルを使用。植物由来の成分を独自の技術で発酵させ、チーズのようなコクと香りを生み出しています。
「Violife」は、世界有数の一般消費者向けプラントベースドフード企業であるオランダのアップフィールド社が展開するブランドで、手がけているのは、その子会社であるアリビア社(Arivia S.A)。
アリビア社では、ギリシャを拠点に 1990 年代よりおいしさにこだわった、乳原料不使用の 100%ビーガン(動物由来原料未使用)の商品を製造していて、2013 年にその集大成として Violifeが誕生しました。今では植物性チーズ界のリーディングブランドに成長!
商品ラインナップも多様で、今回発売する家庭用の商品ラインナップは『植物生まれのとろけるスライス チェダータイプ』、『植物生まれのとろけるスライス モッツアレラタイプ』、『植物生まれのシュレッド チェダータイプ』、『植物生まれのクリーミィ』、『植物生まれのビオバター』の5品目。
スライスチーズにシュレッド、バターやクリームチーズの植物性代替品で、料理やお菓子に使い勝手のよい製品がそろいます。
濃厚なコクとうま味がおいしい!
今回はスライス モッツアレラタイプをピタパンに挟んでピタサンドにし、シュレッドは、マカロニ&トマトソースにかけてグラタン風に。クリーミィはクラッカーにトッピング、ビオバターはパンに塗って食べてみました。
スライス モッツアレラタイプはとろけるタイプなので、ピタパンごと温めるとほどよくとろけて、うま味が具材とからみ合うよう。スライスは、そのまま食べてもさっぱりとしていておいしく、オリーブやスモークサーモンとも高相性な一品。
シュレッドもとろけるタイプで、まるでチーズのような濃厚さでグラタン全体が丸みのある味わいに。これがあれば、自家製ピザやオニオンスープもグッとヘルシーに作れそうです。
ビオバターは植物性とは思えない豊潤なコクが出ていて、香りやかたさもバターそっくり。乳独特のくさみのないライトな味わいが日本人好みかなと思います。ソテーやお菓子作りに使っても、味わいを深めて料理をおいしくしてくれそう。
クリーミィはビオバターよりやわらかく、ふんわりとしてなめらかな口どけ。酸味があってレアチーズのような味わいです。果物ソースと合わせて、カップデザートにもいいですね。
「Violife」はおいしさで選ばれているとのことでしたが、本当にチーズやバターのようなおいしさで、熱を加えるととろけてさらにうま味が出てきます。
また、濃厚さやコクはしっかりありつつ、乳製品を食べたあとのもたれるような感覚はほとんどなく、やはり植物性なのでヘルシーさも感じられました。サステナブルなメニューを作ってみてくださいね!
Violife(ビオライフ)
https://violifefoods.com/jp
発売エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県
文・写真/庄司真紀