2021年はパンを使った2つのスイーツが人気になりましたね。ひとつはイタリア・ローマ伝統のスイーツパン「マリトッツォ」、もうひとつは“萌え断”なる言葉も登場した「フルーツサンド」。おいしそうではあるけれど、生クリームが多くて、「ちょっと太りそう」と気後れしている人は、こちら! ヨーグルト研究家の花映(はなえ)さんが、ヨーグルトを使ってヘルシーにアレンジした手作りレシピをお伝えします。
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生クリームは水切りヨーグルトで代用! ヘルシーマリトッツォ
生クリームの代わりに水切りヨーグルトを使うことで、生クリームを泡立てる手間がなくなり、カロリーが抑えられるうえ、満足感はあるのに重くない仕上がりに。全粒粉入りロールパンの食物繊維とビフィズス菌入りヨーグルトで腸活もバッチリ!
満足感はあるのに罪悪感ナシ! 「腸活ヘルシーマリトッツォ」
【材料】(2人分)
全粒粉入りロールパン 2個
ヨーグルト(ビフィズス菌入り) 400g
キウイ(飾り用) 適量
≪お好みで≫
はちみつ 適量
マシュマロ 3〜4個
【作り方】
(1)ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたざるにあけ、ひと晩水切りする。
(2)全粒粉入りロールパンに切り込みを入れる。
(3)(1)を(2)にたっぷり挟み、ヘラなどで表面を整える。
(4)飾り用のキウイをのせる。
「水切りヨーグルトにお好みではちみつを加えてもOK! また、マシュマロ3〜4個を20秒くらい電子レンジで温めて水切りヨーグルトに混ぜ、冷蔵庫で少し冷やしてから挟むと、甘酸っぱくてプルンとしたクリームになります」(花映さん)
フルーツ&ヨーグルトで腸活フルーツサンドに
食物繊維が豊富なキウイやマンゴー、いちごなどのフルーツとビフィズス菌入りのヨーグルトを組み合わせたフルーツサンド。おいしいうえに手軽に腸活ができてしまう、一挙両得のスイーツです!
食物繊維リッチな萌え断!「腸活フルーツサンド」
【材料】(1人分)
8枚切りパン 2枚
ヨーグルト(ビフィズス菌入り) 200g
キウイ 1/2個
マンゴー 4ブロック
いちご 3個
はちみつ 適量
【作り方】
(1)ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたざるにあけ、ひと水切りする。
(2)ヨーグルトにはちみつを混ぜる。
(3)パンに(2)を塗る。
(4)片方のパンにフルーツを並べる。
(5)(2)のパンをのせて軽く押さえ、ラップでぴったりと包む。(切る方向をペンで書いておくとgood)
(6)30分ほど冷蔵庫で休ませたら、ラップごとパンの耳を切り落とし、印に従ってカットする。
「フルーツの食物繊維やはちみつのオリゴ糖が腸内細菌のエサになる腸活サンドです。生クリームを泡立てる手間がなく、カロリーもダウンできますよ」
腸活にはビフィズス菌入りヨーグルトがオススメの理由
花映さんのレシピではビフィズス菌入りヨーグルトがよく用いられています。
「乳酸菌は主に小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働くといわれています。ヨーグルトといえば乳酸菌ですが、さらにビフィズス菌入りのものなら小腸と大腸両方にアプローチできるという点でお得感がありますよね。またビフィズス菌は乳酸だけでなく酢酸を作り出し、この酢酸が腸内を酸性にしてくれて悪玉菌の増殖を防ぎ、腸のぜん動運動を活発にしてくれます。腸内のビフィズス菌は加齢によって減ってしまうので、食事でとり入れるためにもオススメしています」
すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではないので、腸活をしたい人は“ビフィズス菌入り”を選ぶのがポイントです。
生クリームをヨーグルトに替えて、ヘルシーに仕上げた花映さんのアレンジレシピ。「ヨーグルトには血糖値の急上昇を抑えてくれ、腹持ちをよくする効果もある」とのことで、腸活だけでなく、食欲のコントロールにも役立ちそうです。
罪悪感を軽くするアレンジで、今年のトレンドスイーツをぜひ、楽しんでみてくださいね♪
取材・文/庄司真紀