日常的に食べるものを手作りできたらいいな♪とよく思います。できないこともたくさんあるのですが、今回はひとつ、以前からチャレンジしてみたかったことが叶いました。それが………みそ作り! 自分で作ったみそは、手前みそですが、おいしかったです♪
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思い立ったのは今年の初め。毎年みそを手作りしているという友人に「私も作ってみたいんだけど…」と声をかけたところ、「カンタンだよ。一緒に作らない?」という話になりました。
材料をそろえ、みそを寝かせるためのホーローも買って、いざ実践!と日程まで決めたものの、なかなか明けない緊急事態宣言。「一緒に作るのはあきらめようか…」という流れに。友人がいつもやっているという方法を教えてもらい、それに従って仕込んでいくことにしました。
仕込んだのは3月の終わり。みそを仕込む時期としてはかなりギリギリだったのではないでしょうか。
大豆をひと晩、水につけておき、吸水した大豆を圧力鍋で煮て、つぶします。上の写真は、水につける前の大豆(写真左)、ひと晩、吸水させた大豆(写真右上)、加熱しつぶした大豆(写真右下)です。大豆は温かいうちにつぶすので、アチアチ言いながら子どもも巻き込んで作業しました。
(友人曰く、大豆を煮る工程が、いちばん時間がかかって大変だそうなので、そういう意味では圧力鍋はオススメです)
つぶした大豆と、米こうじと塩を混ぜたもの、種みそをよく混ぜ合わせ、粘土くらいのかたさになったらおにぎり大に丸めます。丸めたものを容器につめていきます。
空気が入らないように、ぎゅっぎゅっとつめたら、ふり塩をしてラップで密閉。重し(ポリ袋に入れた塩)を乗せて、保存します!
と、ここまでが3月までのできごと。そして早いもので7か月が経ち…。家の中ではいちばん涼しい北西向きの部屋に置いておいたものの、夕方には西日も当たるし、かびているのではなかろうかと思うと、怖くて中の様子を確かめられないまま、10月末。オイルヒーターを入れる日もボチボチ出てきたため、思い切って、中をのぞいてみることにしました。
おお、なんだかいい香りがします~! 上にたまった透明な液体を「みそたまり」と言うそうで、「“みそたまり”がまた、おいしいんですよ~!」と、毎年みそを作る、お仕事上の知り合いが言っていたことを思い出します。それにしても、あの素材が、こんな風に! 発酵の力ってすごいですね。
初めて自分で仕込んだみそを使ったみそ汁は、味わい深くておいしかったです~!
興味深いのは、みその味が、なんとなく自分らしいなと感じたことです。もう少し甘めが好みだけれど、やっぱり自分が作るみそは、このくらい、とんがったからさがあるなとか、キメがあんまり細かくなくて、ざっくりしたところがあるなとか。
そういえば何年も前、胃カメラに映る自分の胃を見たときに、「この色や様子が、いかにも私の胃らしいな」と、妙に納得したことを思い出しました。内側も外側も私は私でしかなくて、その外側の世界には行けないのだなぁという不思議な感覚を、久しぶりに味わったのでした。
とにもかくにも結構な量のみそができ、まずは万歳!です。自分の作ったみそに少し違う種類のみそを混ぜたりしながら、発酵ライフを楽しんでいきたいと思います。(編集 まりりん)
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FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。