冷え込む季節にあるとうれしい無印良品の食べるスープ。フリーズドライなのでお湯を注ぐだけで具材たっぷりのスープができ上がります。最近はご飯を入れて、ご飯スープにできるものも人気ですね。秋の新製品として今季は「なめこの赤だし」、「コムタンスープ」、「ユッケジャンスープ」が登場しています。このなかからコムタンスープを試食してみました!
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冬の冷えや疲労に栄養たっぷりのスープ
韓国料理のコムタンは牛肉や牛骨を長時間煮込んで作るスープ。参鶏湯と同じように辛くない韓国料理のひとつです。具材の栄養がにじみ出た疲労回復の滋養食で、胃腸が不調のときの調整食としても食されてきた伝統的なスープです。牛肉のほかににんにくやねぎなどを使うので、冬の冷えや風邪予防にもぴったりな一品です。
無印良品のコムタンスープはねぎ、牛肉、卵、ごまの4種の具材を用い、にんにくとごま油で味つけをしています。1食25kcal、食塩相当量は1.0gです。
原材料はビーフエキスパウダー、たん白加水分解物、でん粉、食塩、ビーフエキス、酵母エキス、ごま油、砂糖、ガーリックパウダー、香辛料、具 (ねぎ、牛肉、液卵、ごま)などとなっています。
牛肉のうま味を生かした風味豊かな味わい
一般的なコムタンと同様、無印良品のコムタンスープも牛肉のスライスがけっこう入っていてボリューム感があります。この牛肉のジューシーさと白髪ねぎのシャキシャキ感が本格的な味わいで、溶いた卵もふんわりとしていておいしいです。
スープ全体にまろみがあり、長時間煮込まれたような牛肉のうま味を感じます。あっさりとしていて、やさしい味わいですが、にんにくやごまが隠し味となって、味の輪郭がはっきりとしているのも韓国料理という感じがします。
現地ではご飯を入れてコムタンクッパにすることも多いとのことで、最後にご飯を入れてみましたが、これがなかなかいいお味。具材からいいだしが出ていて、ご飯と溶け合うようです。
時間がないときや、疲れたときなど、ご飯があれば手早く朝食やランチにすることもできますね。冷めたご飯でもいいですし、細めのうどんでもおいしそうです。
極寒の冬にぴったりな韓国の滋養スープ。食べているときは、にんにくの味はほとんどわからないのですが、食後にしばらく体がポカポカして、にんにくパワーをしっかり確認できました。冬場は乾燥によって肌のしぼみ感が気になるものですが、牛肉のコラーゲンで美肌効果も期待できるかもしれません。
食べるスープ コムタンスープ4食 税込390円
文・写真/庄司真紀