気温の変化や環境の変化などでなにかと疲れやすい春は、胃腸にも負担がかかりがちです。そんなときは動物性の食材を減らし、消化に良い食事をとり入れましょう。お粥や雑炊などご飯系メニューが定番ですが、時短でできるのがお茶漬け。京都祇園の宇治茶専門店・祇園辻利からも厳選素材でつくられた抹茶のお茶漬けが登場しています。老舗の香り高い抹茶でできた贅沢な一膳でほっとひと息つきましょう!
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抹茶を引き立てる素材の組み合わせ
抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)は、お茶を摘む20日以上前から茶園に覆いをかぶせ、日光を遮って新芽を育てるそう。このように日光を遮って育てる覆下園(おおいしたえん)で育った茶葉は、うまみ成分である「テアニン」が多く含まれた茶葉になります。
その茶葉の栄養をそのまま体にとり込めるのが“抹茶”です。抹茶に含まれるテアニン(アミノ酸)は抗ストレス効果があり、カテキンはポリフェノール、そのほかルテインなども含まれていて、抹茶の成分には肥満予防、アンチエイジング、美肌など、近年はさまざまな健康効果が明らかとなっています。
こうした抹茶をご飯とともにいただけるのが、祇園辻利の『抹茶お茶漬け ぱっぱ』。厳選した宇治茶を使用し、そのほかの具材も絶品のこだわり素材をそろえました。国内産水稲もち米、良質の国内産壬生菜(みぶな)、瀬戸内海産の焼きのり、鳴門の焼塩、そして無添加の北海道産の粉末昆布と、その風味を引き立てるように組み合わせています。
抹茶の深い色合いと風味豊かなだし
赤を基調としたパッケージがおしゃれでギフトにも喜ばれそうですよね。なかの小袋はゴールドでそこはかとなく高級感が漂います。
ご飯にかけて熱々のお湯を注いだらでき上がり。ふつうのお茶漬けとはまた違って、抹茶の緑色が深くきれい! これほど緑色が濃いお茶漬けは初めてです。
昆布だしと焼塩がしっかりとしたベースとなり、抹茶のまろみと合わさります。シャキッとした壬生菜や香ばしいもち米の食感、風味豊かな焼きのりと、和食材のおいしさが堪能できる贅沢な一膳です。
緑色が濃いので抹茶の苦味を想像するかもしれませんが、意外なほど抹茶はふくよかでやさしい味わい。上品な抹茶のやわらかみも、ほかにはない本格的な味わいです。
お茶漬けは飲酒後の夜食に食べるイメージがありますが、抹茶は朝に飲むといいともいわれているので、時間がないときの朝ごはんにもよさそうです。体も温まりますし、お昼や簡単な夕食としてもオススメ。カフェインが効き過ぎることなく、抹茶のリラックス効果でゆったりとした気分になれますよ。
祇園辻利 抹茶お茶漬け ぱっぱ 702円 (内消費税52円)
文・写真/庄司真紀