小麦粉を使った製品が続々と値上がりするから…というわけでもないのですが、最近、さまざまな原材料からできているめん類が気になって仕方がありません。今回食べてみたのは「ひよこ豆と玄米からつくったスパゲッティタイプ」という商品。さてそのお味は?
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白米よりは雑穀米、うどんよりはそば、と色が濃い目の食品が好きな私にとって、「ひよこ豆と玄米からつくったスパゲッティタイプ」は、ビジュアルからして合格。もう、大合格です。とはいえ、ご飯は家族みんなで食べるものですし、ひよこ豆からできている「フムス」は、子どもにはあまり歓迎されなかった経験があるので、試すのを躊躇していました。けれども今回、好奇心が抑えきれず、買ってみることに。
このめんの特徴は、食物繊維と鉄分の含有量だと思います。カロリーや脂質は小麦粉から作られたスパゲッティより若干高いものの、食物繊維と鉄分が約2.5倍含まれているのはうれしいです。紙製の箱を開けると、めんがそのまま入っていて、プラスチック削減が図られているのだなと感じました。
せっかく新しいタイプのめんを試すので、いろいろなパスタソースを合わせてみたく、バジルソース、トマトソース、クリームソースを用意。あー、楽しみ!
ゆで時間は11分。早ゆでパスタが流行るなかで、割としっかりゆでますね。1リットル当たり小さじ1の塩を入れてゆでるところは通常のパスタと同じ。ゆで上がったらザルにとり、水かお湯でさっと洗ってぬめりをとるところは、うどん寄り?
ゆで上がりは、小麦粉のパスタよりも、やや黄味が濃い印象です。じゃがいもの味が少しします。ひよこ豆に、あまりなじみがないためか「お、ひよこ豆!」という感じはしませんでした。
バジルソースと合わせると、バジル独特の香りとめんの味がバッティングして、あまりバジルの風味が楽しめなかったな、と個人的には思ったのですが、わが家のバジルソース好きな小学生は、「3つのソースのうち、これがいちばん好き」と言っていました。
家族4人のランキングの中で、1位票を2人から勝ち取ったのがトマトソースでした。私もこのソースに1票。トマトの酸味、にんにくの風味がめんにうまくからんでおいしかったです。
クリームソースを1位に選んだのは、ふだんクリームソースをあまり好まない子どもでした。彼女は、いつもはクリームソースの、いかにも乳製品といった風味が苦手らしいのですが、このめんに合わせると、うまい具合に乳製品らしさが抜けて食べやすかったとか。じつは私もトマトソースとどちらを1位にしようか迷うほど、クリームソースとこのめんの相性はよいと感じました。
というわけで、1位の票をかろうじて多く集めたのはトマトソースでしたが、すべてのパスタソースに1位の票が入ったことを考えると、「ひよこ豆と玄米からつくったスパゲッティタイプ」は、“好みはそれぞれだけど、どのパスタソースにも合う”と言えそうです。こちらのパスタも原産国はイタリア。イタリアにはいろいろなパスタがあるのだろうなと思いを馳せたりもして。新しい味に出会いたくなったら、ちょっと試してみるのはいかがでしょうか。(編集 まりりん)
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