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ウミからとれるカルシウムの入った“アップサイクル”ビスケット。あまじょっぱさがクセになります! #Omezaトーク
「リサイクル」という言葉と同時に注目されている「アップサイクル」という言葉。最近、食材のアップサイクルの話題に多くふれるようになり、どんな素材がアップサイクルの対象になり、どんな新しいものが生まれるのか…と、ワクワクしながら情報をチェックすることも増えてきました。そんな折に出会ったのが、このビスケット。「海のカルシウム」の正体は、「ウニの殻」でした!
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たんぱく質やビタミンとともに、不足が気になるカルシウム。更年期真っただ中の私と成長期真っ最中の子どもたちで構成されるわが家にとって、カルシウムをきちんととれるかどうかは、なかなかの大問題です。
だから、というだけではないのですが、ウニ殻カルシウムを練り込んだという「ウミカルビスケット」は魅力的です。このカルシウムは、ウニ殻を高温で焼き上げて作るもので、卵殻や牡蠣殻など、ほかの焼成カルシウムに比べて、カルシウムの体内吸収率が高いうえ、ミネラル分も多く含んでいるそう。
さて、この「ウニ殻カルシウム」は、“アップサイクル”と深い関係が。
ウニは、このビスケットを作っている「下園薩男商店」もある鹿児島県阿久根市の特産品です。ただし大量発生により、海藻が食べられたり、その影響で生物が暮らしにくくなり、漁業に打撃を与えることもあります。大量発生したウニは駆除されるのですが、このような事情で駆除されるウニは身が少なく、売り物にならないため、手間と費用ばかりがかかる“困ったさん”だそう。
こうした“困ったさん”のウニを活用したのが、ウニ殻カルシウムなのです。困ったさんがお役立ちさんになるのはうれしいエピソードだなと感じます。
直径3cm程度の小さなビスケットは、ざっくりした食感と、やさしい甘さ、際立ったしょっぱさが特徴。それが不思議とウニ殻のゴツゴツした印象とマッチするからおもしろいです。
じつは最近、久しぶりに高熱を出し、2日間ほど水分だけで過ごしたところ、そのあとやけに味覚が敏感になったのですね。そんなときに食べたくなったのがこのビスケット。メープルシロップの甘みや、粒としてしっかり感じられる食塩の滋味が舌に浸みておいしかったです。
「アップサイクルだから食べる」というわけではなくても、アップサイクルされた食品には、素材にこだわった逸品が多いように感じます。結果としておいしいものに出会える「アップサイクル」商品を、これからも追いかけていきたいと思います!(編集 まりりん)
Omezaトークとは…
FYTTE編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。