言わずと知れたヘルシーフードの「ヨーグルト」。家庭の冷蔵庫に常備されている方も多いのではないでしょうか。ですが、だんだんその食べ方がマンネリ化してきてはいませんか? 今回はぜひみなさんに、ヨーグルトを使った便利な万能調味料をご提案したいと思います。
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なんでも使える万能調味料!「塩ガーリックヨーグルト」の作り方
今回、みなさんにぜひ紹介したいヨーグルトを使った万能調味料は、手作り調味料研究家のオザワエイコさんが監修する「塩ガーリックヨーグルト」。
塩ガーリックヨーグルトとは、プレーンヨーグルトに、少量の塩とすりおろしたにんにくを合わせたものです。ヨーグルトは、お肉・魚・野菜などさまざまな素材と相性がよいので、隠し味やソースとして料理に使うことができるんですよ。材料もとてもシンプルなうえ、作り方もとっても簡単!
【材料 (使い切りやすい分量)】
プレーンヨーグルト………100g
にんにく(すりおろし)…小さじ 1/4 杯
塩……………………小さじ 1/2(約3g)
【作り方】
すべての材料をよく混ぜる。
塩ガーリックヨーグルトは、料理のソースとしてかけるだけでなく、お肉や魚を漬けて焼いたり、食材と和えたりして使うこともできる万能さが魅力的。シンプルな料理を簡単にワンランクアップさせられるのは、ふだん忙しくてこった料理を作る手間暇がかけられないという人にもうれしいですよね。
気になるのは、ヨーグルトベースの味わいが料理に合うのかという点。そこで、実際に編集Oが「塩ガーリックヨーグルト」を作って試してみました!
まず試してみたのは、ブルスケッタ+塩ガーリックヨーグルト。
ブルスケッタはもともと、にんにくを使って作るので相性がよさそうですよね。
塩ガーリックヨーグルト自体、にんにくの味がアクセントになっているので、ブルスケッタの味つけはやや控えめにして作りました。トマトの酸味とヨーグルトの酸味がうまく調和しつつ、ヨーグルトのまろやかさが全体の味をまとめてくれる感じがしてすごくおいしかったです! トマトとの相性は文句なしにバッチリですよ。もともとトマトジュース+ヨーグルトの組み合わせが好きなのですが、これも簡単だしハマりそう…。
次にどうしてもお試ししたかったのがお肉+塩ガーリックヨーグルト。
わたしはあまり料理が得意ではないので、できあいのローストビーフを購入し、サラダとワンプレートにまとめて塩ガーリックヨーグルトをかけてみました。
どうですか、見た目もちょっとオシャレで華やかに見えませんか? ここでわたしが作ったのは塩ガーリックヨーグルトだけですが、なんだか料理ができる人になった気分です(笑)。そして肝心の味ですが、これはもう最高。最高においしいです。「なんだこれは…うまい…」とひとりで口ずさみつつ、ぺろりとたいらげてしまいました。
お肉+にんにくは言わずもがなの名コンビですが、ヨーグルトがここまで合うとは。個人的にですが、ローストビーフにグレイビーソースをかけて食べるよりも好みだったので、ほかのお肉料理を食べるときも試してみたいとワクワクしています!
今回使っている「明治ブルガリアヨーグルト」は、さわやかな酸味とまろやかなコクが特徴的なプレーンヨーグルト。料理に合わせるときには、このほどよい酸味がとてもよく生きているように感じました。塩ガーリックヨーグルト自体は、材料を準備して混ぜるだけと手間がまったくかからないので、気軽にふだんの食事で自分なりの使い方を見つけていけそうなのもうれしいですね。
こんなにおしゃれな料理にも! 塩ガーリックヨーグルトを使ったレシピ3選
編集Oのお試しレポートをお伝えさせていただきましたが、もっとくわしく塩ガーリックヨーグルトの使用法やレシピが知りたいですよね! そこで、オザワエイコさん監修レシピより3つご紹介したいと思います。
鶏もも肉のパリパリ de しっとりソテー
【材料(2人分)】
鶏もも肉……………………………………1枚(約300g)
塩ガーリックヨーグルト(下漬け用)……大さじ3杯
サラダ油……………………………………大さじ1杯
塩ガーリックヨーグルト…………………大さじ2杯
つけ合わせ(リーフレタス、トマトなど)…適宜
【作り方】
<1>鶏もも肉は4つくらいに切り分け、塩ガーリックヨーグルトにまぶして1時間以上(時間があるときは、3時間以上)漬ける。
<2>鶏肉のヨーグルトを軽くふき、サラダ油を敷いたフライパンで両面をこんがり焼く。ヨーグルトがたくさん残っていると焦げやすいので注意。
<3>器につけ合わせ(ちぎったリーフレタスと角切りにしたトマト)と鶏肉を盛り、塩ガーリックヨーグルトを添える。
やみつき!サバサンド
【材料(2人分)】
サバの切り身………………………2切れ
塩こしょう…………………………少々
バゲット……………………………1/2本
バター、マヨネーズ、マスタード…各適宜
リーフレタス………………………2枚
玉ねぎの薄切り…………………2枚
トマトの薄切り……………………4枚
塩ガーリックヨーグルト…………大さじ2杯
パクチー……………………………2枝
【作り方】
<1>サバは両面に塩こしょうして、魚焼きグリルなどでこんがり焼く。パンは具をはさむための切れ込みを入れ、軽くトーストする。
<2>パンにバター、マヨネーズ、マスタードを塗り、リーフレタス、玉ねぎ、トマト、焼いたサバをはさみ、塩ガーリックヨーグルトをかけ、パクチーを添える。
ライタ風・ひつじ飼いのサラダ
【材料 (2人分)】
きゅうり…………………………………1本
トマト中玉………………………………1個
ピーマン…………………………………1個
玉ねぎ中玉……………………………1/4個
パセリ……………………………………ひとにぎり
塩ガーリックヨーグルト………………大さじ4杯程度
オリーブ油………………………………適量
一味唐辛子またはパプリカパウダー…適宜
【作り方】
<1>きゅうり、トマト、玉ねぎは1cm角くらいに切る。ピーマンはヘタとタネを除き1cm角に。パセリはザク切りにする。
<2>ボウルに<1>を入れ、塩ガーリックヨーグルトで和える。野菜の量によって、塩ガーリックヨーグルトの量を加減する。味をみて塩でととのえる。仕上げにオリーブ油をまわしかけ、お好みで一味唐辛子またはパプリカパウダーをトッピングする
どれもオシャレな料理ばかりでうきうきしますね! 簡単に作れる塩ガーリックヨーグルトですが、料理の幅もグッと広がりそうですよ。ぜひ一度お試ししてみてくださいね。
<監修者>
オザワエイコ
手作り調味料研究科。自家製調味料の仕込み教室「かもしラボ」主宰。編集者。旬の食材を使った自家製調味料や保存食、果実酒などのレシピを伝えるほか、発酵調味料や発酵食品を仕込むことを得意とする。ライフワークは畑仕事と自然観察。著書に『だからつくる調味料』(ブロンズ新社)、『無印良品「発酵ぬかどこ」徹底活用術』(新星出版社)がある。テレビ、ラジオ、雑誌、web メディアなどでも活躍中。
文/FYTTE編集部
協力/明治