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皮膚炎を予防することから発見されたと言われる栄養素、「ビタミンB6」。多く含まれている食品は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
微量ながらも、私たちの体内で栄養素の代謝を円滑に行わせ、体の機能を正常に働かせるための潤滑油のような働きをしてくれている「ビタミン」。今回テーマに取り上げる「ビタミンB6」は、こうしたビタミンのひとつで、女性にとって大切な栄養素でもあります。さて、その理由は…? クイズを解いて、知識をゲット!
Contents 目次
問題1 次のうち「ビタミンB6」がいちばん多く含まれている食材はどれ?(100g中)
□鶏ささ身
□かつお
□卵
□牛乳
「かつお」です
ビタミンB6は、魚や肉類などの動物性食品に多く含まれています。上記の食材を100gで比較すると、鶏ささ身=0.62mg、かつお=0.76mg、卵=0.09mg、牛乳0.03mg。卵や乳製品などにも含まれてはいるものの、やはり肉や魚のほうが多いです。また、体内での利用率が低くはなりますが、豆類や穀類など植物性食品にも含まれています。
問題2 多く摂取するほど「ビタミンB6」が必要となる栄養素は、次のうちどれ?
□糖質
□たんぱく質
□コレステロール
□食塩
「たんぱく質」です
食事でとったたんぱく質は、体を作るためにそのまま利用されるわけではなく、いったんアミノ酸に分解されてから、人の体に必要なたんぱく質に再合成されます。足りないアミノ酸があれば、他のアミノ酸を使って、ふさわしいたんぱく質に作り替えられます。こうした、たんぱく質の代謝全般に不可欠なのがビタミンB6です。したがって、たんぱく質の摂取量が多いほどビタミンB6の必要量も増すというわけです。
問題3 「ビタミンB6」の働きと直接的な関係が薄い症状は、次のうちどれ?
□肌荒れ
□貧血
□足のつり
□高血圧
「高血圧」です
ビタミンB6は、皮膚炎を予防することから発見された水溶性のビタミンです。働きとしては、皮膚を健康にし、神経伝達物質の合成に関わります。不足すると、足がつったり、手足がしびれる、末梢神経炎などを起こすとも言われており、貧血を招くこともあります。上記の中ではビタミンB6を摂取することと血圧の調整は、直接結びつきにくいため、「高血圧」が答えとなります。
問題4 お酒を飲む人にも、ビタミンB6はおすすめです。次のおつまみでビタミンB6が一番多いメニューはどれ?
□焼きししゃも3尾
□シラスのせ冷やっこ(シラス15g・豆腐半丁)
□まぐろ納豆(まぐろ50g・納豆50g)
□梅のささ身焼き(ささ身50g)
「まぐろ納豆」です
上記のメニューに含まれるビタミンB6は、上から0.03mg、0.10mg、0.39mg、0.31mg。ビタミンB6は脂質の代謝をサポートする働きもあります。お酒をよく飲む方は、脂肪肝に注意が必要です。おつまみなどでビタミンB6を含むものを積極的にとり、肝臓に脂肪が蓄積するのをセーブするのがおすすめですよ。
問題5 妊娠中のつわりにも、ビタミンB6の効果があると言われています。つわりに関係があるのは、次のうちどれだと思う?
□グルコース
□オレイン酸
□トリプトファン
□セルロース
「トリプトファン」です
妊娠中に起こるつわりにもビタミンB6の効果があると言われています。つわりは、たんぱく質のアミノ酸の一種、トリプトファンの代謝がうまくいかないため起きると考えられています。ビタミンB6は、アミノ酸の代謝を正常にする働きがあるので、つわりを軽減する効果が高いと言えます。また、月経前のホルモンのアンバランスによって起こる不快症状にも効果が高いとされています。