濃い緑の野菜ではあるものの、簡単に火が通ってクセがなく、ねばねば感もあって食べやすい! これからの暑い時期に向けて旬を迎えるモロヘイヤは、手軽な緑黄色野菜として、じつは人気の野菜なのではないでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「モロヘイヤ」。モロヘイヤのカロリーは? ねばねば感が増す食べ方は? ねばねばは、どんな働きをしてくれるの? クイズで楽しく知識をゲット!
Contents 目次
問題1 モロヘイヤ100g(可食部)のカロリーは?
□18kcal
□36kcal
□52kcal
□72kcal
「36kcal」です
「モロヘイヤ」は、これからが旬の時期で、スーパーなどの店頭でも見かけることが多くなる緑黄色野菜の仲間です。100g=36kcalと低カロリーでありながら、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。野菜の中でも栄養価の高さはトップクラスです。
問題2 モロヘイヤは葉先をつみとって料理します。100gのモロヘイヤからとれる葉先(可食部分)は何gくらいになると思う?
□40g
□55g
□75g
□85g
「75g」です
モロヘイヤは茎の部分はかたいので、主に葉先をつみとって料理に使用します。茎の中でも葉先に近い部分はやわらかく、食べることができますが、根に近い部分は特にかたいので、廃棄してもよいでしょう。このように食べられる部分と食べられない部分に分けた場合、茎部分の廃棄率は約25%です。たとえば店頭で1袋分=100gで売られていた場合、約75gが食べられる部分となります。食用部分は、そのまま炒めものや揚げものにしたり、ゆでて和えものにしたりと、いろいろな料理に使うことができます。
問題3 「モロヘイヤ」の原産国は、次のうちどこ?
□中国
□インド
□ギリシャ
□オランダ
「インド」です
「モロヘイヤ」の原産地は、インド西部から中東アフリカとされており、エジプトでは5000年以上前から栽培されていたと言われています。「モロヘイヤ」はアラビア語で、「王様の野菜」「王家の野菜」などの意味。栄養豊富で、クレオパトラも好んで食していたと言われるほど健康効果が高い野菜として古くから知られています。
問題4 「モロヘイヤ」の特徴のひとつに「ぬめり」があります。この「ぬめり」が出やすい調理方法は、次のうちどれ?
□生のまま手で小さくちぎる
□生のまま細かく刻む
□ゆでてからせん切りにする
□ゆでてから細かく刻む
「ゆでてから細かく刻む」です
モロヘイヤは生食で食べることができますが、ぬめりが出やすい調理方法は、ゆでてから細かく刻むこと。細かく刻めば刻むほど、粘りが出てきます。この粘りの成分は食物繊維と同じ働きをし、胃腸などの消化器官や目などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きが期待できます。したがって、ゆでて細かく刻み、和え物やタレなどに使用すると、この効果が高いです。
問題5 「モロヘイヤ」には「アク」があります。この「アク」は次のうちのどれ?
□ヤラピン
□イヌリン
□シュウ酸
□タンニン
「シュウ酸」です
「モロヘイヤ」には、ほうれん草と同様「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸にはカルシウムの吸収を阻害する力があると言われていますが、モロヘイヤのシュウ酸は、あまり多くはないので、そのまま食べても問題ない量と言われています。なお、ヤラピンは、さつま芋を切ったときにできる乳白色な部分。「イヌリン」は、ごぼうや菊芋などに含まれている多糖類の一種。「タンニン」はお茶などに含まれているポリフェノールです。