暑くて食欲が出ないとき、冷ややっこをしょうがじょうゆで食べると、目が覚めたように食欲も気力も戻ってくる…なんてことは、ありませんか? 「しょうが」の辛みや香りは、私たちの体にどのような働きをしてくれるのでしょうか。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「しょうが」。「しょうが」の保存にいつも失敗しているという方も、今回のクイズから、正しい保存の仕方がわかりますよ!
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問題1 「矢生姜」がよく使用されている料理と言えば?
□汁もの
□酢のもの
□天ぷら
□焼き魚
「焼き魚」です
「矢生姜(やしょうが)」とは、「葉しょうが」の一種で、「はじかみ」と言われているものです。「葉しょうが」は新しい根を葉つきのまま収穫し、茎をつけたまま、みそにつけて食べたり、甘酢に漬けたりして食べます。甘酢に漬けた「はじかみ」は、焼き魚の添えものなどとして見かけたことがあるのではないでしょうか。
問題2 「がり」と関係が薄いものは、次のうちどれ?
□体を温める
□口直し
□殺菌効果
□体を冷やす
「体を冷やす」です
「がり」は、お寿司の添えものとしても、よく見かける「しょうが」の甘酢漬けのことです。名前の由来は、食べたときにする「ガリガリ」という音にあると言われています。さて、しょうがの辛み成分には「殺菌効果」や「体を温める」効果があります。また「がり」は、お寿司を食べるときの「口直し」にもなりますね。「がり」と、お寿司など生魚との組み合わせは、とても相性がよいのです。
問題3 「しょうが」の保存方法として、おすすめでないのは、次のうちどれ?
□購入した状態で冷蔵保存する
□保存袋に入れて常温で保存する
□水に浸けて冷蔵保存する
□スライスして冷凍保存する
「購入した状態で冷蔵保存する」です
「しょうが」をどのように保存しているでしょうか? 基本的に「しょうが」は、低い温度には向かない食材です。15℃前後での保存がおすすめなので常温保存でよいのですが、暑い時期は野菜室などに入れるのがよいでしょう。店頭では袋に入れた状態で売られているため、買ってきたら袋から出し、新聞紙やキッチンペーパーで包んだり、保存袋に入れたりして保存します。また、浸かるほどの水に入れて、野菜室で保存しても長持ちします。すり下ろしやスライスなど、すぐに使える状態にしてラップや保存袋に入れ、冷凍庫で保存することもできます。
問題4 「しょうが」の国内産地量が少ない県は、次のうちどこ?
□熊本県
□鹿児島県
□岡山県
□高知県
「岡山県」です
「しょうが」の生産量が一番多いのは高知県で、全体の約4割を占めています。そのほか、熊本県、鹿児島県、宮崎県、和歌山県、千葉県などで栽培されています。岡山県でも生産はされていますが、収穫量は多いほうではありません。「しょうが」は温暖な地域で栽培されるため、問題3でもお伝えしたように、温度の低い場所での保存に向かない野菜です。
問題5 「しょうが」に含まれる「ショウガオール」とは、次のうちどれのことだと思う?
□食物繊維の一種
□ビタミンの一種
□アミノ酸の一種
□ポリフェノールの一種
「ポリフェノールの一種」です
「ショウガオール」という成分の名前を聞いたことはあるでしょうか。これは、「しょうが」に含まれている「ポリフェノール」の一種です。「しょうが」の香り成分でもあり、抗酸化作用があります。胃液の分泌を促し、食欲を増進する効果などもあるので、これからの暑い時期の夏バテ防止にも役立ちます。