「添えもの」のイメージが強い「パセリ」。今回の“ダイエットに役立つ栄養クイズ”はパセリがテーマです。ヨーロッパでは紀元前から食べられていたパセリは、じつはビタミンやミネラルが豊富で、香りにもよい効果が期待できるすぐれた食材。添えものだなんてもったいない!と、クイズを解けば、きっとそう感じてもらえるはず…!?
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問題1 「パセリ」の和名には、ある国の名前が入っています。その国は次のうちどれ?
□中国
□オランダ
□チリ
□インド
「オランダ」です
パセリの原産国はヨーロッパです。紀元前から食用されていたハーブで、日本に入ってきたのは18世紀と言われています。オランダから日本の長崎に伝わってきたので、「オランダゼリ」の和名があります。「洋ぜり」などとも言います。
問題2 「パセリ」100gを食べた場合、1日に必要な摂取量を満たすことができる栄養素は、次のうちどれ?
□カルシウム
□鉄
□ビタミンA
□ビタミンC
「ビタミンC」です
上記の栄養素はすべてパセリに豊富に含まれており、100g当たり、カルシウムは290mg、鉄は7.5mg、ビタミンAは620μg、ビタミンCは120mg含まれています。ちなみにカロリーは34kcalです。さて、この中で1日に必要な摂取量を超えているのはビタミンC。ビタミンCは1日当たり100mgの摂取が必要とされています。とは言ってもパセリを一度にたくさん食べるのは難しいですよね。つけ合わせ以外に、ソースやドレッシング、炒めものなどにもたっぷりと使用すると、食事の栄養価がアップしますよ。
問題3 問題2で答えとなった栄養素の摂取量を満たすことができる野菜の組み合わせは、次のうちどれ?
□パセリ20g+にんじん50g+ほうれん草50g
□パセリ20g+ブロッコリー50g+赤パプリカ50g
□パセリ20g+ピーマン50g+小松菜50g
□パセリ20g+トマト50g+豆苗50g
「パセリ20g+ブロッコリー50g+赤パプリカ50g」です
問題2の答えは「ビタミンC」でしたね。1日に必要なビタミンCの摂取量である100mgを超える組み合わせは「パセリ20g+ブロッコリー50g+赤パプリカ50g」。野菜は全体的にビタミン豊富ですので、どの組み合わせもおすすめですが、数値で比べると、上から45mg、179mg、82mg、71mgと、野菜によって異なります。上記の野菜はどれもビタミンAなども豊富なので、炒めたり、油の入ったドレッシングを使用したりして、油と一緒に摂取すると、吸収率がよりアップします。
問題4 「パセリ」の種類は、主に何種類あると思う?
□2種類
□4種類
□6種類
□8種類
「2種類」です
パセリは主に2種類あります。店頭でよく目にする、一般的に多く売られているものは、ちぢれ葉種の「カーリーパセリ」です。これと、平葉種の「イタリアンパセリ」があります。最近はスーパーなどでも売られるようになってきたイタリアンパセリは、ちぢれ葉種に比べて、香りや味にクセがないのが特徴で、葉が三つ葉に似たすっきりとした形をしています。
問題5 「パセリ」の香りと関係ある成分は、次のうちどれ?
□ジンゲロン
□アリシン
□メントール
□アピオール
「アピオール」です
パセリの独特な香りは「アピオール」という精油成分で、夏バテなどで食欲がないときに効果があるほか、疲労回復、口臭予防などの効果があると言われています。暑い時期、食欲を回復したいときなどは 、パセリだけでなく、香りのよい香味野菜やハーブ類を使用するとよいでしょう。なお「ジンゲロン」はしょうがの香り成分、「アリシン」はにんにくや玉ねぎに含まれる香り成分、「メントール」はハッカに含まれる香り成分です。