通年愛されるメニューですが、とくに暑い日に食べたくなる食事といえば「カレー」ではないでしょうか。カレーは発酵食品との相性も抜群! 今回はトリプル発酵食材を使ったお腹から元気になるレシピを、発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織に教えてもらいました。
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健康・美容にうれしい、発酵食品てんこ盛り!「トリプル発酵食品カレー」レシピ
こんにちは!
発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。
今回ご紹介するのは、「トリプル発酵食品カレー」のレシピ。
トリプル発酵食品というタイトルそのままに、ヨーグルトとみそ、甘酒の3種類の発酵食品を使ったカレーを作っていきたいと思います。
カレーの隠し味にヨーグルトを使うのは想像できるけれど、みそと甘酒は未知の世界…という人にも食べやすい&健康・美容面でもうれしいレシピをご紹介していくので、ぜひ試してみてくださいね。
<材料2~3人分>
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 1/2本
・しめじ 1/2株
・鶏むね肉 1枚
・カレー粉 大さじ1
・トマト缶 200g
・みそ 大さじ1/2~1
・甘酒 大さじ1
・パセリ お好みで
(A)
・ヨーグルト(無糖) 100g
・しょうが・にんにく(すりおろし/チューブタイプのものでもOK) 各小さじ1/2
・塩 小さじ1/4
(B)
・しょうが・にんにく(すりおろし) 各小さじ1/2
・オリーブオイル 大さじ1
<作り方>
1.玉ねぎとにんじんは乱切りにして、しめじは石づきを切ってから小房に分けます。鶏むね肉を食べやすい大きさにカットしたら、(A)に10分以上漬けましょう。
2.熱したフライパンに(B)を入れて、弱火にかけます。
しょうがとにんにくの香りがたってきたら中火にして、たまねぎとにんじん、しめじを炒めます。野菜がしんなりしてきたら、カレー粉を加えてさらに炒めます。
3.2にトマト缶と、1の鶏むね肉(漬けだれと一緒に)を加えたら、中火で15~20分ほど煮込みます。
水分が少なくなってきたらみそを少しずつ加えて、味を調整しましょう。
4.ビタミン類を豊富に含む甘酒は、火を止める直前に加えるのがポイント! ざっくりと混ぜるくらいでOK。あとは、器にご飯を盛りつけて、カレーとパセリをかけて完成。
鶏むね肉は、ヨーグルトに漬け込んだことでふっくらやわらか。ほのかに感じられる酸味がいいアクセントになってくれています。みそがもつ塩味とコクは、スパイシーさのなかに深い味わいを感じさせるためのポイント。
甘酒を加えることでほどよくマイルドになるため、ピリ辛さを抑えたいという人は、量を調整しながらとり入れると〇!
※ 甘酒は、砂糖不使用のものでも、もったりとした濃厚な甘味が感じられます。
トリプル発酵食品を使ったカレー、ぜひお試しあれ。
■トリプル発酵食品・栄養のおさらい■
【ヨーグルト】
牛乳を原料とするヨーグルトには、良質なたんぱく質やビタミンB2、カルシウムが豊富に含まれています。肌や髪、筋肉、爪などの材料になるたんぱく質においては、発酵の過程でアミノ酸に分解され、吸収がよくなっているのが特徴。
また、発酵乳製品であるヨーグルトを日々の食事にとり入れることで、腸内で乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が優位な状態になり、悪玉菌が増殖しにくくなるといった効果にも期待できます。
【みそ】
善玉菌(乳酸菌)を多く含む、プロバイオティクス(腸を元気にする働き)食品。
薬膳の世界では、胃腸を整えて、消化を促進すると言われています。さらに、“メラノイジン”という強力な抗酸化作用を持つ色素成分を含むみそは、体を若々しく保ってくれるアンチエイジング食品でもあります。
【甘酒】米麹で作られた甘酒の場合
米麹に含まれるビタミン類には、疲労回復効果が望めます。それと、甘酒に含まれるブドウ糖は、分子が小さく体内に吸収されやすいことからも、すばやくエネルギーに変わるというメリットがあります。ほかにも、整腸作用やストレスの軽減、美肌効果などに期待できる栄養が豊富。
*写真は本人によるもの
【所有資格】
発酵食品ソムリエ/ジュニアスーパーフードマイスター/スーパーフードマイスター/スポーツスーパーフードマイスター/雑穀スーパーフードマイスター/トップスーパーフードマイスター/スーパーフードエキスパート/産前産後ヨガインストラクター/筋膜リリースヨガインストラクター/Core Power Yoga CPY/リフレッシュドライヘッドスパ/アロマ空間デザイン