ご飯に魚が食べたいと、鮮魚コーナーをのぞいてみると、名前を聞いてもあまりピンと来ない魚が並んでいることがあります。秋から初冬にかけて旬を迎える「カマス」もそのひとつかも。水分が多く、塩焼きにするととても上品な味わいのカマス。クイズを解いて、ぜひ実際に味わってみてください!
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問題1 「カマス」の姿形と似ている魚は、次のうちどれ?
□あじ
□ししゃも
□さんま
□たい
「さんま」です
店頭に並んだ魚類から、カマスを見分けることができる人は少ないかもしれません。形としては筒状に長く、体長約20~30cmのものが一般的で、さんまに近い見た目をしています。鋭い歯で小魚を捕食します。ご自身で、おろすときには、この鋭い歯に注意が必要です。
問題2 「カマス」100gは、何kcal?
□82kcal
□115kcal
□137kcal
□156kcal
「137kcal」です
カマスは100g当たり137kcalあります。1尾は約200g、可食部は120g程度なので、1尾食べると165kcalほどです。水分が多く、干物や塩焼きなどに向いている、とても淡泊な味わいの白身魚です。種類が多いカマスの仲間ですが、単に「カマス」と言うと、一般的に「アカカマス」を指します。日本に多い「ヤマトカマス」は「ミズカマス」とも呼ばれています。
問題3「カマス」の旬は、次のうちいつ?
□1~2月
□3~4月
□初夏と、秋~初冬の2回
□春と初夏の2回
「初夏と、秋~初冬の2回」です
今の時期、カマスを店頭で見かけることがあると思います。秋から初冬が旬の魚ですが、カマスの旬は2回あり、初夏(6~8月)にも旬を迎えます。とても繊細な魚で、白身魚の上品な味わいが楽しめますので、おいしい時期にぜひ食べてみてください。水分が多いため、さばく場合は身くずれしないように行う必要があります。
問題4 「カマス」を漢字で書いたものは、次のうちどれ?
□魳
□鮑
□鰍
□鱸
「魳」です
上記の漢字は、上から、かます、あわび、かじか、すずきと読みます。一説では、カマスは魚へんに「師」という漢字が組み合わされていたようですが、「鰤」は「ぶり」と同じ字形になってしまうため「魳」となったようです。魚の漢字はいろいろとあり、覚えるのは難しいものの、意味合いなどを調べると興味深いエピソードがたくさんありますね。
問題5 カマス料理で「若狭焼き」と言えば、どのような料理だと思う?
□のりを巻いて焼く
□ゴマをまぶして焼く
□ゆずこしょうをつけて焼く
□しょうゆベースのタレをかけて焼く
「しょうゆベースのタレをかけて焼く」です
「若狭焼き」とは、「若狭ぐじ(若狭地方でとれるアマダイのブランド魚)」で有名な福井県若狭地方の料理です。基本的には、ウロコをつけたままのアマダイを塩焼きして、若狭地という、酒にしょうゆなどを加えた調味料をかけながら焼き上げる料理を指しますが、「カマス」を出しているお料理屋さんでも、カマスに、アマダイの若狭焼きと同じ味つけを施した焼きものを見かけることがあります。シンプルな調理料が、カマスの上品な身の質にぴったりの一品です。