エステティシャンの私は長年たくさんの方の体をケアをしています。その中でも今回は「もしかして気づいていないかも?」「ここをケアするともっといい」と感じる部位についてご紹介します。
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見落とされがちな場所3つ
エステティックサロンでは疲れた体をほぐしたり、冷えやむくみのケア、ダイエットのサポートを行うため、その人の体の特徴や傾向、肌状態をチェックします。
そのときに「自分では目につきにくい場所だから意外と気づいていないかな?ここをケアするともっときれいになるのに」と感じる場所が3つあります。
(1)お尻の下のザラつきや黒ずみ
(2)肩や背中のザラつき
(3)足裏や指のつけ根の角質のゴワつき
です。
〈お尻の下のザラつきや黒ずみを招く原因とケアするメリット〉
お尻の下は長時間の座りっぱなしやインナーなどによって通気性の悪さを招き、汗ムレ、汗が蒸散したあとを招きやすくニキビや湿疹などができやすいです。
さらに汗の蒸散による乾燥、お風呂上がりのケア不足によって乾燥によるカサつき、さらにショーツのゴムなどの締めつけや摩擦による刺激がくり返され角質が硬くなったり、色素沈着や黒ずみを招きます。人目につきにくい場所ですが、水着を着たときや銭湯などでは目につきやすいこと、夏に比べて汗が出にくいですが乾燥を招きやすい冬の間に角質ケアや黒ずみケアをしておくと、来年の春夏に向けてさわり心地や見た目を整えることができます。
〈背中や肩のザラつきを招く原因とケアするメリット〉
背中は汗や皮脂分泌が盛んな部位で、長時間下着やインナーがふれやすい場所です。汗による乾燥や背中ニキビ、汗や皮脂汚れが停滞し皮脂づまりや黒ニキビ、衣類繊維の摩擦やかゆみなどでかいたりをくり返すことでザラつきや色素沈着を招きます。
冬は気候的な乾燥と衣類繊維による乾燥を招きやすいので、角質ケアと保湿ケアで肌を整えるのがおすすめです。
〈足裏や指のつけ根の角質のゴワつきを招く原因とケアするメリット〉
足裏は靴下や靴との摩擦、汗ムレと同時に汗の蒸散による乾燥、歩いたときの衝撃などを受けやすい場所です。
角質の乾燥によって角質がかたく、ゴワつき、ひび割れ、さらに摩擦などをくり返し角質が厚くなります。
乾燥によるひび割れが気になるからかかとの保湿ケアはするけど、角質ケアはしない、指のつけ根周辺のかたさに自覚がない人も多いです。
足裏全体の角質ケアをするとさわり心地や見た目だけでなく、歩いたときの靴下や靴の履き心地や歩いたときの足裏のふれ方も変わります。
同じケアでOK!お尻の下、背中や肩、足裏の角質ケア法
1.ボディスクラブで古い角質を落とす
乾燥によるカサつき、角質が厚く硬くゴワつきがある場合はボディスクラブを使って角質を整えます。
体を洗ったあと、ボディスクラブを適量手にとり、やさしくボディスクラブをなじませて洗い流します。
ボディスクラブの粒子によって角質の乱れを均一に整え、つるっとしたさわり心地にします。
赤みのある炎症タイプのニキビなどがある場合はスクラブはひかえ、(2)の保湿ケアを行いましょう。
2.化粧水もしくはボディローション、ボディミルクもしくはクリームでうるおいを補う
古い角質を整えたあとは角質にとって水分となる化粧水もしくはボディローションでうるおいを補い、油分となるボディミルクもしくはクリームを重ねてうるおいにフタをします。
水分と油分を補うことで角質層の修復、肌の代謝を高める、なめらかな肌ざわりに導くことができます。
角質がゴワゴワするのは普通だと思っていた、気づいていなかった、お風呂では洗うだけ、お風呂上がりはとりあえず適当に保湿ケアをしていたという人も多いはず。
日々の保湿ケア、週に1回から10日に1回はスクラブで角質ケアと保湿のWケアを習慣にしてなめらかな肌作りをしてみてください。