独特の香りとともに、滋養強壮など、力強いイメージが強い「にんにく」。大好きな人も多いかもしれませんね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「にんにく」です。ふだん、あまり意識することのない「にんにく」のカロリーや、「にんにく」が疲労回復に効果的と言われる理由まで、役立つ知識をクイズでゲット!
Contents 目次
問題1 「にんにく」の旬は、次のうちいつ?
□12~1月頃
□3~4月頃
□6~7月頃
□10~11月頃
「6~7月頃」です
にんにくは輸入品も多いため、一年中購入することができる野菜のひとつですが、旬があります。国産品の約7割が青森産で、6月下旬~7月上旬に収穫時期を迎えます。収穫したてのにんにくは、とてもフレッシュで辛みが少なく、甘みのある味わいです。一般に販売されているものは、少し乾燥をしてから出荷されているものが多いようです。
問題2 「にんにく」1個(約6粒)を食べると、何kcalになると思う?
□12kcal
□39kcal
□52kcal
□71kcal
「39kcal」です
「にんにく」のカロリーを意識することは、あまりないかもしれません。一度に大量に食べるものではありませんが、デンプン質もありますので、少量でもそれなりのカロリーはあります。1個分(6粒)=30gの場合は、39kcalです。この数値だけを見れば、さほど高くない印象ですが、油と組み合わせて料理することが多い食材でもあるので、使い過ぎるとカロリーアップにつながります。少し数値を覚えておくと、にんにく好きの方には、参考になるのではないでしょうか。
問題3 「にんにく」の独特な香りに関係する成分は、次のうちどれ?
□カテキン
□ルテイン
□タウリン
□アリシン
「アリシン」です
「にんにく」の香り成分は、「アリイン」と言い、「アリイン」が「アリシン」という成分に変わると、独特な香りを発します。「アリイン」が「アリシン」に変わるためには、にんにくに含まれる「アリイナーゼ」という酵素の活性化が必要で、「アリイナーゼ」は酸素にふれることで、活性化します。にんにくを切ったり、つぶしたりすると「アリイナーゼ」が空気中の酸素にふれるため、強い香りが発生するというわけです。
問題4 問題3の答えの成分は、疲労回復効果などが期待できます。これに深くかかわっている栄養素は、次のうちどれ?
□アミノ酸
□鉄分
□ビタミンB1
□カロテン
「ビタミンB1」です
問題3の解説でも記載したように、にんにくに含まれる「アリイン」は、酵素の作用で「アリシン」という抗酸化成分になります。アリシンは、糖質の代謝に不可欠なビタミンB1と結合して「アリチアミン」という持続性の高いビタミンB1化合物になるため、スタミナをつけたり、疲労を回復したりといった効果が大変期待できます。体力をつけたいときには、にんにく料理はおすすめですよ。
問題5 「にんにく」に含まれておらず、「にんにくの芽」に含まれている成分は、次のうちどれ?
□ビタミンA
□食物繊維
□コレステロール
□カルシウム
「ビタミンA」です
「にんにくの芽」は、中華料理の炒めものなどでよく使用される野菜です。「芽」という名前がついていますが、「にんにくの芽」は、にんにくの葉のあとに出る「花茎(かけい)」と呼ばれる部分を指しているため、「にんにくの茎」と言ってもよいかと思います。さて、「にんにく」にビタミンAは含まれていませんが、「にんにくの芽」には含まれています。ビタミンAは、乾燥している時期の肌改善などに効果的な栄養素ですので、今の時期、食卓にあげてみては、いかがでしょうか?