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アスパラガス、絹さや、そら豆、菜の花。ビタミンCがいちばん多い春の野菜は?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
卒業のシーズンになりました。暖かくなったかと思えば雪が舞うような寒さに戻るこの季節ですが、スーパーなどの店先には、春野菜が並び始めていますね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「春に旬を迎える食材」。春の野菜や魚介類を楽しみながら、じょうずに体調管理をしていきましょう!
Contents 目次
問題1 ビタミンCをいちばん多く含む春野菜は、次のうちどれ?(100gあたり)
□アスパラガス
□絹さや
□そら豆
□菜の花
「菜の花」です
春野菜は全体的に、ビタミンやミネラル類が豊富に含まれています。100gあたりのビタミンCの含有量は、上から15mg、60mg、23mg、130mgとなり、菜の花が断トツであることがわかるでしょう。春先は、気候の変化が大きく、体調をくずしやすい時期でもあります。風邪予防や免疫力アップには、ビタミンCの豊富な野菜がおすすめです。
問題2 500kcalを超える料理は、次のうちどれ?(1人前で比較)
□アスパラガスとベーコンのパスタ(アスパラガス50g・ベーコン50g・パスタ80g)
□たけのこと油揚げの炊込みご飯(たけのこ50g・油揚げ1/2枚・米1/2合)
□菜の花入りオムレツサンドイッチ(菜の花50g・卵2個・バター大さじ1・食パン100g)
□グリーンピースのチーズリゾット(グリーンピース50g・粉チーズ20g・牛乳100g・ご飯120g)
「菜の花入りオムレツサンドイッチ」です
春野菜はおいしいだけでなく、色合いもよいため、ご飯や麺類、パンなど主食と組み合わせてもとてもキレイですね。上記の内容で主食を作った場合のカロリーは、上から496kcal、327kcal、506kcal、375kcalとなります。春野菜自体は高カロリーなものは少ないものの、組み合わせる食材や調味料によって、数値に大きく差が出てきます。やはり和食は、油分を控えめにして作れるメニューが多いため、低カロリーにしやすい料理と言えます。
問題3 次の春の魚介類のうち、いちばんカロリーが低いものはどれ?(100gあたり)
□ほたるいか
□しらす
□春かつお
□アサリ(可食部)
「アサリ」です
上記はどれも、春に旬を迎える魚介類です。100gあたりのカロリーは、上から74kcal、113kcal、108kcal、27kcalとなります。この中ではアサリが最も低カロリーですが、貝類は全般的にカロリーが低め。アサリ、ハマグリ、赤貝など、多くの二枚貝が春に旬を迎えるので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。もちろん魚介類の中には、脂肪分が少ないものもあれば、脂ののりがとてもよく、肉類以上に高カロリーなものもあります。一概に、魚介類=低カロリーと言えるわけではありません。
問題4 問題3の選択肢(ほたるいか、しらす、春かつお、アサリ)について説明したものの中で、間違っている内容は、次のうちどれ?
□塩分がいちばん多いのは「しらす」である
□どの食材にも食物繊維は、ほとんど含まれていない
□ビタミンAがいちばん多いのは「アサリ」である
□たんぱく質がいちばん多いのは「春かつお」である
「ビタミンAがいちばん多いのは『アサリ』である」です
上記の中で間違っているものは、「ビタミンAがいちばん多いのは『アサリ』である」という説明です。まず、ほたるいか、しらす、春かつお、アサリの中で、塩分がいちばん多いのは「しらす」で100g=4.2g含まれています。食物繊維は、どの食材にも、ほとんど含まれていないため、これらの魚介類を食べるときは、きのこ類や海藻類など食物繊維が豊富な食材を組み合わせるとよいでしょう。ビタミンAは、「ほたるいか」に断トツに多く含まれています。ほたるいかは、ビタミンAだけでなく、ビタミンEなども豊富な食材です。たんぱく質量は、カツオが最も多く、100g=20.6g含まれています。
問題5 薄口しょうゆ小さじ1、塩少々の味つけで作ったお吸いものの具材として、塩分がいちばん高くなるものは、次のうちどれ?
□殻つきアサリ100g
□殻つきハマグリ100g
□殻つきシジミ100g
□はんぺん40g
「殻つきハマグリ100g」です
桃の節句のひな祭りの日に、お吸いものを作った方もいると思います。上記の調味料を加えた場合、調味料のみの塩分は1.4gになります。それに具材を加えたときの塩分は、上から2.0g、2.2g、1.5g、2.0g。貝類や練り製品は塩分が含まれた食材です。これらの食材で汁ものなどを作る際は、調味料の分量をやや控えめにするなど、味つけを少し意識するとよいでしょう。