手軽に食べられる食材として、「もやし」は身近にある野菜ですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「もやし」です。ダイエットにもふさわしく、お財布にもやさしい「もやし」を、実際の食卓で活用するために役立つ知識をクイズでゲットしていきましょう!
Contents 目次
問題1 「もやし」の中で、いちばん生産の多い種類は、次のうちどれ?
□大豆もやし
□ブラックマッペもやし
□緑豆もやし
□糸もやし
「緑豆もやし」です
スーパーの店頭などで、いちばん多く置かれている種類は「緑豆もやし」です。市場の約9割がこの種類になります。「もやし」は、豆や穀類の種子を水に浸して、暗いところで発芽させたものの総称です。したがって、大豆を発芽させたもやしが「大豆もやし」、ブラックマッペという黒緑色の豆を発芽させたものが「ブラックマッペもやし」、緑豆から発芽させたものが「緑豆もやし」です。「糸もやし」は、牧草の一種であるアルファルファのスプラウト(発芽直後の新芽)で、一般的なもやしよりも細いところから「糸もやし」とも呼ばれています。
問題2 問題1の答えの「もやし」100gのカロリーは?
□11kcal
□15kcal
□17kcal
□29kcal
「15kcal」です
もやしが低カロリーであることは広く知られています。値段も手ごろなため、よく購入する人も多いでしょう。問題1の答えである「緑豆もやし」100gのカロリーは約15kcalです。「糸もやし」は約11kcal、「ブラックマッペもやし」は17kcal、「大豆もやし」は29kcalとなります(それぞれ100gあたり)。どれも低カロリーですが、少しカロリーが高めの大豆もやしには、大豆に含まれるさまざまな栄養素が豊富に含まれています。
問題3 「大豆もやし」と、「大豆」を比較した場合、「大豆もやし」のほうに多く含まれている栄養素は、次のうちどれ?
□ビタミンC
□食物繊維
□カルシウム
□鉄
「ビタミンC」です
「大豆もやし」の原料は大豆です。発芽することで、大豆よりも豊富にビタミンCが含まれるようになります。ビタミンC含有量を100gで比較すると、大豆(乾)=3mg、大豆もやし=5mg。数値だけでは大きな差がないように見えますが、大豆(乾)100gは、水で戻すと約2.5倍になります。 大豆もやしのほうが、手軽に食べることができますね。
問題4 「もやし」のひげ根をとった場合の特徴で、間違っているものは次のうちどれ?
□保存性がよくなる
□食感がよくなる
□見た目がよくなる
□栄養素が損失する
「保存性がよくなる」です
「もやし」を調理する際に、ひげ根をとる人、とらない人で分かれるのではないでしょうか。1本ずつひげ根をとる作業は少し手間ですが、ひげ根をとってから料理をすることで、見た目も、食べたときの食感もよくなります。ただし、ひげ根の部分には食物繊維が含まれているので、とることで少し栄養の損失にはなります。また日もちもしにくくなるため、根がとられた状態で売られている「根切りもやし」などを買ったときは、早めに食べるようにしましょう。
問題5 次のうち、200kcal以内に収まる「もやし料理」はどれ?
□もやしとハムのナムル(もやし100g+ハム40g+ゴマ油大さじ1)
□もやしとゆで卵のサラダ(もやし100g+ゆで卵1個+マヨネーズ大さじ1)
□もやしと豚肉のキムチ炒め(もやし100g+豚バラ肉60g+キムチ50g)
□もやし入りレバニラ炒め(もやし100g+レバー50g+サラダ油大さじ1)
「もやしとゆで卵のサラダ(もやし100g+ゆで卵1個+マヨネーズ大さじ1)」です
もやしは低カロリーなので、たっぷり食べても安心ですが、組み合わせる食材や調味料によって大きく数値が変わってきます。上記のもやし料理のカロリーは、上から206kcal、173kcal、248kcal、210kcal。「もやしとゆで卵のサラダ(もやし100g+ゆで卵1個+マヨネーズ大さじ1)」が200kcal以内となります。ちなみに、ここで挙げたキムチ炒めに調味油を約大さじ1プラスすると、300kcalを超えてしまいます。カロリーを意識するならば、肉の部位や油の量など、もやし以外の要素にも注意を向けていきましょう。