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CATEGORY : ダイエット |考え方

急激な体重減少で想定外の事態も…! コミュニティメンバーが語る、糖質制限や16時間ダイエットを経て導き出した“自分に合う”ダイエット法とは?

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eriosyceさんの現在の食事。写真右は、カボチャ、ニンジン、ブロッコリーのスライスにMCTオイルかけサラダ。写真左はシリアルとオートミル。

このたびFYTTEでは、ヘルスケアやダイエットに関する自分の推しアイテムや食べもの、運動法などについて紹介してくれる人を大募集! 今回は、FYTTEのコミュニティメンバーのeriosyceさん(70代・男性)に、「私が成功したダイエット法」についてお聞きしました。ダイエットのきっかけは驚きの症状からはじまり、長い時間をかけていろいろなダイエット法を試した中で、自分に合ったダイエット法を導き出したeriosyceさん。気になるその体験談をさっそくご紹介していきたいと思います!

Contents 目次

「呼吸ができていない…」ダイエットのきっかけとなったできごと

ベッドの上で不安そうな男性のイラスト

私の長いダイエット生活のきっかけは2016年10月に始まります。
ある晩、誰かに首を絞められる夢を見て目覚め、自分が呼吸できていなかったことに驚きつつ「これがうわさに聞く睡眠時無呼吸症候群というやつか?」と思いました。

次の日、かかりつけの病院で検査をしたところ、結果は中程度の睡眠時無呼吸症候群とのことでした。治療はCPAP(シーパップ)という酸素マスクのようなものを睡眠時に装着するというものでしたが、保険適用なのは重症の場合のみ。

保険のきかない医療措置はかなり高額で、CPAPも例外ではありません。それ以外の方法を探していたところ、睡眠時無呼吸症候群は首および咽頭あたりへの脂肪沈着が原因のひとつだと知りました。それと同時に、ダイエットによって脂肪が減り、症状が改善する可能性があることもわかったのです。

炭水化物類を完全に断ち、13kgやせに成功

ダイエットに成功した男性のイラスト

とはいえ、世の中にはダイエット法なるものが山ほどあり、どれを選べばよいものか…。いろいろと調べ、“糖質制限ダイエット”がいいのではないかという結論に至りました。

このダイエット法を選んだ理由としては、即効性はもちろん、私の脂肪太りの原因が食事の脂肪ではなく、糖質の過剰摂取にありそうだというものでした。

私は中性脂肪値の高さを病院でいつも指摘されており、脂肪分の多い食事が原因だろうと思い込んでいたのですが、じつは炭水化物中心の私の食事が原因で中性脂肪値が上がり、ひいては肥満も引き起こしていたことが想像できました。

そしていよいよ本格的にダイエット生活を開始。
まずは、1日の最初に食べていたメロンパンなどの菓子パン類、そして昼食に必ず食べていたうどんやそば、パスタなどの麺類、夕食時の丼ものをやめました。

これらの炭水化物類を完全に止めたところ、その効果はてきめん! もともと68kgあった体重はみるみる減り、半年後には55kgほどになっていました。じつに13kgの減量です。

めまいやふらつきが表れ、最終的には「このままではひからびますよ」と言われ…

医師の診断を受ける男性のイラスト

しかし、急激な体重減少は私の体に想定外の事態を引き起こします。ASTやALTといった肝臓の数値が跳ね上がったのです。
それだけではなく腎臓の数値にも異常が出始め、さらにはめまいや体のふらつきも出はじめ、また病院で検査をすることに。そして、即ドクターストップがかかりました。

ドクターからは「あなた、このままではひからびますよ」とひと言。

確かに、糖質制限ダイエットは体重減少には効果がありましたが、私の場合肝臓にはよくなかった様子。しかし、ダイエットを止めると今度は体重が増加に転じて58kgまでリバウンドし、さらに中性脂肪値も上昇してしまいました。

「このままではダイエットによる効果がもとの木阿弥になる…!」

ゆるやかなダイエット法に切り替え、気になっていた肝臓の数値は…?

そこで今度は糖質制限と同じコンセプトにありながら、それほど過激ではない“糖質ちょいオフダイエット”というものを試してみることに。これは糖質の摂取を1日あたり150gほどに制限するもので、糖質摂取量以外に食事内容の制限はありません。

そうしてふたたび体重は減り始め、1か月に多くて500gほどの減量に成功。心配していた肝臓の数値に異常は出ませんでした。

このダイエット法を2017年半ばから5年ほど続け、体重の減少は56kgあたりで止まりました。

2つのダイエット法をかけ合わせた食生活をスタート!

時計と食べもののイラスト

ダイエットの試行錯誤をして数年、もう少し体重を下げたい私の目に留まったのが“16時間ダイエット”でした。これは何も食べない時間帯を1日16時間作るというもので、食べるものにそれほど制限は設けません。

「“16時間ダイエット”とこれまでの“糖質ちょいオフダイエット”を組み合わせたらどうなるだろうか?」そんな思いでまたまたダイエットを再開。

16時間ダイエットの多くは朝食をとらずに昼食と夕食の2食をとり、次の日の昼食まで16時間何も食べないというものでしたが、個人的に朝食はしっかりとりたかったので、朝食で1日の摂取カロリーの6割強をとり、2食目で残りの必要摂取カロリーをとるという方法を採用しました。

下げ止まっていた体重は月平均1kgぐらいずつ減少し、最終的には52kgを切るほどになりました。

自分に合ったダイエット法を見つけたeriosyceさん

現在も含め、ダイエット中に急激な体重減少による肝臓障害を経験していたことから、体重が減りすぎだと感じたらもともと好きだった炭水化物類をしっかり食べることで体重コントロールを図るように意識しています。

このような食事管理で、現在は53kgくらいをキープし、肝臓、腎臓、血糖値、コレステロール値に異常は見られません。

eriosyceさんの現在の食事。写真右は、カボチャ、ニンジン、ブロッコリーのスライスにMCTオイルかけサラダ。写真左はシリアルとオートミル。
eriosyceさんの現在の食事。写真右は、カボチャ、ニンジン、ブロッコリーのスライスにMCTオイルかけサラダ。写真左はシリアルとオートミル。

最近では食事の栄養成分にも気を配るようになり、食物繊維を豊富にとることで腸内細菌の育成にとり組んでいます。そのおかげか、風邪や感染症、便秘やアレルギーなどの不調とも無縁の生活を送ることができています。

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長いダイエット生活を経て、試行錯誤しながら自分に合ったダイエット方法を見つけ出したeriosyceさん。現在は体重の管理だけでなく、食事の栄養バランスも意識しながら生活をしている様子がうかがえましたね。

「体重を落としたい」「やせてキレイになりたい」とガンバる一方で、ムリなダイエットは自身の健康状態を逆に悪化させてしまう可能性も少なくありません。今回ご紹介したeriosyceさんのように、自分の健康状態や体に合ったダイエット法を見つけることが、理想のボディを手に入れるカギになるのではないでしょうか!

構成/FYTTE編集部

 

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