最近、牛乳を飲んでいますか? たんぱく質、脂質、炭水化物だけでなくビタミン・ミネラル類も豊富な牛乳は、食事の中にぜひとり入れたい食材。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「牛乳」です!
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問題1 一般に売られている牛乳の殺菌方法として正しいのは、次のうちどれ?
□63~65℃で30分加熱する
□72~75℃で15秒加熱する
□120~130℃で2秒加熱する
□130~150℃で3秒加熱する
「120~130℃で2秒加熱する」です
牛乳にはいろいろな殺菌方法があることをご存知でしょうか? 販売されているほとんどの牛乳が「超高温殺菌法(UHT法)」という方法で殺菌されています。これは120~130℃の高温で2秒ほど加熱する方法で、食中毒の原因となる菌を殺菌・死菌することができます。ただし開封すると、開封部分から外部の微生物が侵入するため腐敗が進みやすくなります。封を開けたら早めに飲むようにしましょう。ちなみに、「63~65℃で30分」加熱するのは低温殺菌法、「72~75℃で15秒」は高温短時間殺菌法、「130~150℃で3秒」は超高温滅菌法という殺菌方法です。
問題2 「牛乳」の容器に記載されている成分表示として正しいものは、次のうちどれ?
□無脂乳固形分8.3%以上・乳脂肪分3.5%以上
□無脂乳固形分8.6%以上・乳脂肪分0.4%以上
□無脂乳固形分8.0%以上・乳脂肪分1.0%以上
□無脂乳固形分10.0%以上・乳脂肪分1.0%以上
「無脂乳固形分8.3%以上・乳脂肪分3.5%以上」です
牛乳の成分は、水分以外を「乳固形分」と呼びます。「乳固形分」はさらに、「乳脂肪分」と「無脂乳固形分」(乳脂肪以外の成分が含まれた乳固形分)に分けられます。さて、お店に売られている乳飲料に「牛乳」と表示するための成分規格はいくつかありますが、そのうちのひとつが「乳固形分11.0%以上、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上」というもの。こうした成分規格を満たしているものだけが「牛乳」(生乳)として販売することができるのです。牛乳に似た乳製品として、ほかに低脂肪牛乳や加工乳など、さまざまな商品がお店にはあります。ふだん使用しているものがどれにあたるのか、成分表示を確認してみてはいかがでしょうか。
問題3 牛乳はどのくらいの分量で約150kcalになる?
□150g
□250g
□300g
□400g
「250g」です
カロリーは上から92kcal、153kcal、183kcal、244kcal。コップ1杯強の分量が約150kcalとなります。牛乳はとても栄養豊富です。三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)以外に、ビタミンやミネラルも含まれている、とても優秀な食材と言えます。忙しい朝や、食事が十分にとれないときなどに、牛乳をコップ1杯飲むだけでも栄養補給となりますので、毎日の生活にとり入れたい乳製品です。
問題4 牛乳に含まれていない栄養素は、次のうちどれ?
□カリウム
□ビタミンA
□食物繊維
□食塩(ナトリウム)
「食物繊維」です
問題3でもお伝えしたように、牛乳にはさまざまな栄養素が豊富に含まれています。ただし、食物繊維は含まれていません。そこで牛乳をそのまま飲むだけではなく、シリアルにかけたり、フルーツや野菜と一緒にスムージーにしたりするなど、食物繊維が含まれる他の食材と一緒にとるようにすると、1食に必要な栄養素のほとんどを牛乳を使ったメニューで摂取できるようになります。このように、牛乳を他の食材と意識的に組み合わせるのがおすすめです。
問題5 問題4の答えの栄養素をいちばん多く摂取できる飲みものは、次のうちどれ?
□ココア入りミルク(牛乳200g+ココア大さじ1)
□いちごミルクスムージー(牛乳150g+いちご50g)
□きな粉とハチミツ入りミルクスムージー(牛乳200g+きなこ大さじ1+はちみつ大さじ1)
□バナナミルクスムージー(牛乳150g+バナナ50g)
「ココア入りミルク(牛乳200g+ココア大さじ1)」です
フルーツや野菜以外に、ココアやきな粉などにも食物繊維が含まれます。組み合わせることで牛乳に含まれていない食物繊維を摂取することができますね。上記の飲みものに含まれる食物繊維の量は、上から1.4g、0.7g、1.1g、0.6g。ココアは手軽に食物繊維を摂取できる、よい食材であることがわかるでしょう。また牛乳にプラスしてココアとフルーツを組み合わせたり、フルーツや野菜を混ぜ合わせたりすると、より多くの栄養素を1杯のドリンクで摂取することができますよ。