
レンチン6分レシピに続き、忙しい新生活シーズンにおすすめの、ほったらかしレシピをご紹介。バタバタしがちな朝食や自炊を無理なく続けるコツについても、管理栄養士の三木彩さんにお伺いしました。
Contents 目次
自炊を、よりラクに続けるためのコツ
忙しい時こそ自炊で栄養を意識したごはんを作りたいけど、面倒でなかなか続かないという人も多いはず。
「続けるコツは、まず『自分が面倒に感じているポイントを知ること』です。たとえば、『時間がかかるのがイヤ』という人には、電子レンジでできる料理や、短時間で仕上がるメニューを選ぶなど、自分の面倒ポイントを解決できる方法を選ぶようにしましょう」(三木 彩さん)
まずは、面倒に感じているポイントを見つけて、それを解決できる方法を考えてみましょう。
・「食材が余るのがイヤ」→冷凍の肉魚、冷凍野菜や乾物、缶詰を活用。日持ちするうえ、必要な分だけ使えてムダがありません。
・「時間がかかるのがイヤ」→電子レンジやトースターで完結する料理や、短時間で仕上がるメニューがおすすめ。
・「洗い物がイヤ」→フライパンひとつで完成する“ワンパン”レシピなら、洗い物が少なくて◎
・「切るのが面倒」→包丁ではなく、ハサミやピーラーを用いるのも◎ あらかじめ食材を切って「切り置き」しておいたり、カット野菜を活用するのも手。
自分に合ったスタイルを見つけて、無理なく続けていきましょう!
忙しい時期こそ「朝食」を!
忙しいと、朝食をおろそかにしてしまう…という人も多いのではないでしょうか。
「その日のスタートを切る『朝食』はとても大切。生活リズムを整えるだけでなく、脳や体をしっかり動かすためのエネルギー源になります。
今の朝食に何かひとつプラスするなど、簡単にできることからはじめていきましょう。例えばパン派の人は、パンだけで済ませずに、たんぱく質やビタミンをプラスして。具体的にはヨーグルトや卵、野菜サラダなどを一緒にとるといいです。ごはん派の人なら、納豆や豆腐、野菜おかずなどを添えることで、栄養バランスがグッとアップします」
それすら食べる時間がないときや、朝から食欲がないときはどうすればよいでしょうか。
「プロテインドリンクやプロテインバーだけでもOK。バナナなどのフルーツもおすすめです。シリアルに牛乳といった軽めのメニューでも、朝食を食べないよりずっとよい選択です。プロテインバーはコンビニなどでも手軽に手に入りますし、バナナも皮をむけばワンハンドで食べられます。うまく活用して、まずは朝食を食べることからはじめてみましょう」
トースターで15分!今旬のさわらと新じゃがいものレシピをご紹介
前回の記事でも紹介した、旬の食材の魅力。前回はレンチンレシピをご紹介しましたが、今回はトースターを使ったレシピです。
「春に旬を迎える新じゃがいもは、皮が薄くてやわらかく皮付きのまま調理できるので時短にも◎。ビタミンCが豊富で、デンプンに包まれているため加熱しても壊れにくいので、春のゆらぎやストレスが気になる時期にぴったり。さらに、食物繊維、カリウム、ビタミンB群も含まれています。
同じく春が旬のさわらは、良質なたんぱく質を含んでおり、体力をつけたい時期にもおすすめ。脳の働きを助けるDHAや、血液をサラサラに保つEPAも含まれているので、 集中力を高めたいときや、生活習慣が乱れがちな時期のサポートに◎。さらにビタミンDやビタミンBも含まれています」
「さわらと新じゃがのホイル焼き」
●材料(2人分)
さわら…2切れ
新じゃがいも…1個
グリンピース…適量
塩、こしょう…少々
バター…適量
マヨネーズ…適量
ポン酢…大さじ2
●作り方
①じゃがいもを洗い、皮付きのまま1cm角くらいに切る。
※新じゃがは皮ごと食べられます。気になる方は丸めたアルミホイルでこすると簡単にむけます。
②じゃがいもを耐熱容器に入れてラップをかけたら、電子レンジ(600W)で3分ほど火が通るまで加熱。
③アルミホイルにバターを塗り、加熱したじゃがいもをのせる。その上に塩こしょうしたさわら、グリンピースをのせる。
④③の上からマヨネーズとポン酢をかけて、アルミホイルを閉じる。
⑤トースターで約15分さわらに火が通るまで加熱する。
※トースターの機種により加熱時間が異なるため、様子を見て時間調整をしてください。火が通っていない場合、追加加熱してください。
魚料理が苦手という人にもぴったりな、トースターにおまかせのレシピを紹介しました。旬の食材を上手に活用して、おいしくラクに栄養をとっていきましょう!
文/FYTTE編集部