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今、注目の「玄米」でおいしく栄養ケア! アスリートも実践中の玄米食、その魅力とは?

米の価格が上がる今、栄養たっぷりで健康にも◎な「玄米」に注目が集まっているのを知っているでしょうか? そんな中、高機能玄米協会は7月29日に「玄米食白書2025」を発表しました。玄米の最新トレンドや、美容・健康にうれしい栄養パワー、さらに手軽にとり入れやすいポイントを紹介! 発表会で語られた玄米の可能性をレポートしていきます。
Contents 目次
腸活・免疫ケアにも!今あらためて注目の玄米パワー
2009年に発足した日本発芽玄米協会は、現在、高機能玄米協会として「白米はうまい、玄米はすごい」を合言葉に、玄米の機能性を追求しています。一般的な米販売業者はもちろん、玄米の栄養や健康効果に関心を持つ人々が集まり、玄米を主原料としたさまざまな加工食品を「高機能玄米」として定義し、普及活動を行っているのです。
アスリートも実践! 福藤豊選手の玄米ライフ
高機能玄米協会会長・尾西洋次さんは、「玄米食白書2025」を発表した背景として、コロナ禍以降に高まった“健康意識の変化”に注目。とくに、「腸活」や「免疫力アップ」への関心が高まり、玄米のもつ栄養価や健康サポート力が再評価されていると話しました。
玄米食白書によると、2024年度の健康米市場は前年比17.4%増。なかでも、加工玄米や発芽玄米は約25%も成長しており、健康志向の高まりを裏づける結果となったのだそう。
また、20~60代女性のうち、約4人に1人が「玄米を定期的に食べている」というデータも明らかに! さらに、玄米や健康米に対する印象では、「お通じによさそう」「栄養が豊富そう」といった声が上位に上がり、「おいしさ+体にうれしい効果」で、消費者の健康志向が反映された結果となりました。
アスリートも実践! 福藤豊選手の玄米ライフ
オンラインで参加をされたプロアイスホッケー選手の福藤豊選手と高機能玄米協会の理事である日浦拓哉さんによるトークセッションでは、福藤選手がアスリートの視点から玄米食の魅力を語りました。
日本人初のNHLプレイヤーである福藤選手は、日々の食事において玄米を積極的にとり入れており、とくに「金のいぶき」については「こんなにおいしい玄米があるのか!」と感じたと絶賛。
玄米を「完全栄養食」と捉え、白米やパスタに偏りがちなアスリートの食事にとり入れることで、手軽にバランスのとれた栄養を摂取できると話されていました。
また、試合後のリカバリー食には玄米おにぎりを活用しているようで、「白米よりも食後が軽く、体への負担が少ない」と、リアルな感想も披露してくれました。
玄米の常識を変える!「金のいぶき」の秘密
「金のいぶき」は、大きな胚芽に豊富な栄養素がぎゅっと詰まり、もちもち感とプチッとはじける食感が特徴。従来の玄米にありがちな「ぼそぼそとした食感」や「冷めたときの食べにくさ」、「炊飯の手間や握り加工のし辛さ」がなく“おいしい玄米”として開発されました。
これなら冷めてもおいしく、玄米初心者にもぴったり!
夏バテ対策に◎ 管理栄養士・葛西佳奈さんおすすめ玄米メニュー
フードプランナーで管理栄養士の葛西佳奈さんは、夏バテや疲労回復にぴったりな「金のいぶき」を使ったリカバリーメニューを紹介! これまでに1300もの玄米レシピを開発してきた経験から「主食で栄養がしっかりとれるのが玄米の魅力」と語ります。
発表会では、「焼きさばと薬味の混ぜごはん、だしかけごはん」「キンパ」「玄米マカロニ入り冷たいチキンスープ」が紹介されました。
どれも食欲が落ちがちな夏にもぴったりのメニュー。とくに「玄米マカロニ」を使ったチキンスープは、玄米をマカロニとして食べるという初めての体験です。また、玄米はパラパラとしている印象が強かったのですが、「金のいぶき」は白米のようなもちっと感もあるので、キンパとして食べても海苔巻きとしてのまとまり感がしっかりとあって驚きました。おいしい!
高機能玄米協会は、今回の「玄米食白書2025」の発表を通して玄米の持つ魅力をより多くの人に知ってもらい、健康的な食生活を応援したいと話します。
「玄米=特別なもの」ではなく、誰でもムリなく続けられる“手軽な選択肢”として、今後も情報発信や商品開発を行っていくとのこと。
「玄米」の魅力に、これからも注目です!
取材・文/FYTTE編集部