子どもが笑顔になる！ リピート確実の人気主菜

「これ、また作って！」そんなひと言が聞けると、がんばってよかったと思えるもの。忙しい日々の中でも、子どもの笑顔と「おいしい！」の声を叶えるのが、女医の日常さんが紹介するレシピの中でも、とくにリピート率の高いのが肉料理。

手軽に作れてボリュームもあり、栄養バランスも抜群。家族の“お気に入りおかず”になること間違いなしです！今回は、その中でも子どもからの人気が高い「豚バラの照り焼き」をご紹介します。

豚バラの照り焼き

【材料（２～３人分）】
・豚バラかたまり肉（焼き肉用の厚切り肉でもOK）…300～400g
・塩・こしょう…各少々
・片栗粉…大さじ1/2
・（Ａ）しょうゆ…大さじ２
・（Ａ）砂糖・みりん…各大さじ１
・油…大さじ１
・（好みで）レタス・ミニトマト…各適量

【作り方】
（１）豚肉は大きめのひと口大に切ってポリ袋に入れ、塩、こしょう、片栗粉を順にまぶす。（A）は混ぜる。

（２）フライパンに油を熱し、豚肉を焼く（最初はなるべくさわらない）。片面がこんがり焼けたら裏返してふたをし、弱火で２～３分蒸し焼きにして火を通す。

（３）余分な油をふきとり、（A）を加えて強火にし、全体にからめてとろみがつくまで軽く煮詰める。好みでレタスやミニトマトを添えて器に盛る。

困ったときのボリューミーおかずの救世主としても活躍してくれる「豚バラの照り焼き」は、豚バラのうまみと甘辛いタレがごはんにぴったり。子どもから大人まで、思わずおかわりしたくなる王道メニューです！

栄養と時短を叶える！ かんたん魚レシピ

夕方のキッチン、時間との勝負。そんなときこそ頼りになるのが、手早く作れて栄養もしっかりとれる魚料理。「魚は下処理が大変」と感じる人も多いですが、女医の日常さん流なら簡単。淡白な魚にやさしい甘みが染み込み、おいしくいただけます♪

白身魚の煮つけ

【材料（２～３人分）】
・白身魚（かれい、たい、赤魚など）…２～３切れ
・（Ａ）水…200ml
・（Ａ）しょうゆ…大さじ２
・（Ａ）砂糖・酒・みりん…各大さじ１
・（好みで）しょうが（うす切り）…１枚

【作り方】
（１）フライパンに（A）を入れ、強火で沸騰させる。

（２）（１）に白身魚を入れ、再沸騰したら中弱火にし、落としぶたをする。煮汁がトロッとするまで15分ほど煮る。

煮るときは落としぶたを使って、煮汁を全体に行き渡らせるのがコツ。
短時間でもしっかり味が染みるので、忙しい日のメインおかずにぴったりです！

野菜が苦手でもおいしく克服！ とろ〜り満足副菜

「野菜はちょっと苦手…」そんな声も、食卓ではよく聞こえてきますよね。でも、女医の日常さんの副菜レシピなら大丈夫！　野菜の甘みや食感を生かした工夫で、家族の“苦手”が“おいしい”に変わる魔法のようなひと皿がそろっています。

今回は、とろりとしたチーズと甘酸っぱいトマト、ジューシーななすがベストマッチした「なすとトマトのチーズ焼き」をお届けします。

なすとトマトのチーズ焼き

【材料（２～３人分）】
・なす…２本
・生ハム…８～10枚
・トマト…１個
・オリーブオイル…大さじ１
・塩・こしょう（あればシーズニングソルト）…各少々
・ピザ用チーズ…50g～（たっぷりがおすすめ）

【作り方】
（１）なすは２cm厚さの食べやすい大きさに切り、水けにさらし、水けをきる。トマトは1.5cm角に切る。

（２）フライパンにオリーブオイルを熱し、なすの両面に焼き色がつくまで焼く。

（３）耐熱皿に（２）のなすを並べ、生ハムを１枚ずつのせる。さらにトマトをのせ、塩、こしょうをふる。電子レンジで２分加熱する。

（４）（３）にピザ用チーズをのせ、オーブントースターでこんがり焼き色がつくまで４～５分焼く。

香ばしいチーズの香りに誘われて、「野菜なのにおいしい！」と家族から歓声があがること間違いなしです！

ムリなく続ける！ 女医流・時短テクニック

料理上手な人ほど実践しているのが、段取り力と電子レンジの活用。
女医の日常さんも、日々の中で「ムリせずおいしい」を実現するための工夫を重ねています。

おすすめは、電子レンジを活用した同時調理！　加熱している間に別の作業を進められるので、限られた時間を効率よく使えます。火の通りにくいじゃがいもや根菜は、炒める前に軽くレンジ加熱しておくと、調理時間を短縮できて失敗知らず。

さらに、「時間をかける料理は１品だけ」と決めることで、疲れすぎずに達成感のある食卓をキープ！　電子レンジをじょうずにとり入れるだけで、毎日のごはん作りがぐっとラクになります。

どのレシピも、医師であり４児の母でもある著者・女医の日常さんの経験が詰まった“リアルな時短メソッド”。次の食卓には、ぜひこの「女医のBEST主菜＆副菜」レシピを加えてみてください。

Part３では、「さば缶」活用レシピと夜食のすすめレシピ集をお届けします。お楽しみに♪

参考書籍／
『女医の日常ごはん』（ワン・パブリッシング）

著者／女医の日常
YouTuber。小児科専門医、周産期専門医（新生児）。４児の母。子育てに仕事に日々奮闘する日常を紹介する動画が人気。とくに料理動画には同じく子育て中の視聴者から毎回多くのコメントが寄せられている。SNS総フォロワー数は15万人（2025年９月現在）。本書が初の著書となる。

文／FYTTE編集部